Boo


□light           
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あたりはすっかり闇だらけ

あぁなんてことだ

記憶の中まで闇だらけ

さっきまで何処にいたかもわからない

僕の体も闇ん中消えちゃって

自分の指先がどんなだったかも忘れてる

僕が立っているのは

いや

もしかしたら浮かんでいるかもしれないし

そう

落ちているかもしれないけれど

向こうの方で

白い手がゆらゆら遊んでる

闇ん中じゃ距離も曖昧で

近いんだか遠いんだか

さっぱりわかんない

あれは誰かのものだろうか

それとも僕のものだろうか

わからない

ああでもきっと

行かなくちゃ

闇ん中

行かなくちゃ

あぁでもそうさ

わかってる

わかってる

いつだってそうだった

あっちの方で待っている

闇ん中紛れた道たち

やけにねじれた道は優しく微笑んで

まっすぐな道は冷たく笑っているんだろう

そうだ

闇ん中進みながら

足元にいろんな物たち捨てていくのは

来た道を戻るための目印なんかじゃない

僕は僕のために

闇ん中進んでく

愛ってやつを一緒に連れて

闇ん中進んでく

そしてねじれた道の途中




僕は僕と出会うだろう
 
 






 
 
 

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