他三国志書

□勝敗の決まっていた攻防戦
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 その言葉に、ゆっくりと下を向き、夏侯惇は素裸な自分を確認し、涙を目に浮かべた。
「そんな、泣かなくてもいいだろ」
「で、ですがっ。どうして……」
「責任は取る」
「せ、責任……」
 その言葉に、何か勘違いをした夏侯惇は、顔を真っ赤にした。
 体を縮こませ、大事な部分を隠そうとしながら、顔を赤らめる夏侯惇は、可愛いい。
 その様子をいやらしい目付きでみながら、曹操はどんなふうに言って遊ぼうか、考えた。
 そうだとわかるはずがない夏侯惇は、曹操の思う壺だとはしらず、混乱し頭を悩ませた。
 昨夜、性交はなく、曹操が服を剥ぎ、夏侯惇を寝台に引きずり込んだだけとしるのは、明日の朝、腹痛に悩まされた時だった。




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