他三国志書

□雪の思い出
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 苦しそうに呻く夏侯惇に聞くと、曹操は動きを止めた。
 ゆっくりと頷く夏侯惇はやはり苦しそうではあったが、やめれるほどの理性を今の曹操には持ち合わせていなかった。
「動くぞ」
「あ、んんっ、ひぁっ」
 涙を零し、耐える夏侯惇の腰を持ち、曹操はゆっくり動き始める。
「ふあっ……ああ、ひんっ……あんっ」
 奥の感じる場所を焦らす事無く突かれ、夏侯惇は高い声を漏らし、曹操にしがみ付いた。
 それを愛しそうに見つめ、曹操は夏侯惇のいい場所を愛撫しながら、動きを早くしていった。
「じょ、しょ……もう、ああぁ、もうっ……」
「ああ、共に、っ」
 切羽詰まった声を上げ、限界を伝える夏侯惇の最奥を貫いた。
「ひ、あああぁぁぁぁぁっ」
 声を上げ、達する夏侯惇の中で、曹操は達した。




 布団の中で寄り添う夏侯惇の髪を撫で、曹操は微笑む。
 これほど愛しい者はいないと思い、言い表わせない幸せを噛み締め、曹操は夏侯惇の唇に唇を寄せた。



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