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□Missing***
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聖創学院[裏]七不思議



・女子寮に一つだけ常に余っている部屋がある。
その部屋に不自然に置いてある棚の中には大量のゴキブリほいほいが置かれてある。

・宿直室の部屋の冷蔵庫にはかならず青マムシドリンクが二本キープされてある。

・体育教師の山田(男)は大の美少年好き。机の中にはジャ○ーズグッズが隠されてある。

・新校舎二階の男子トイレの後ろから二番目は三回に一度はかならず詰まる。

・図書室の何処かに卒業生が書いた伝説のポルノ小説が隠されてある。

・クラスにかならず二人はオタクが隠れている。





「くだらねえ!!!!!」


「ミステリー―っ!!!」



あまりのくだらなさに軽く怒りを感じる村神に、目をキラキラさせて感動してる武巳。



「すごいよ稜子!ミステリーだよ!」

「どこがだよっ!!」


「そうなんだよ!二階のトイレ!絶対に詰まるんだよぉ!」

「修理しろ!!!」


まったくである。


「てゆーか、伝説の本って!!どんなんだ!?気になるゥーっ!!」

「んなもん図書室に隠すなよ!!」


まったくである。


「まあまあ、村神落ち着きなって」


意外に冷静な亜紀。


「でもさ、稜子。それだと一つ足りないんじゃない?」


「よく気付きましたっ!」


(馬鹿にしてんの?)

落ち着け、亜紀。



「そして最後の七つ目はね…」


稜子が今までより真剣な目をする。
武巳が手を握り締め唾を飲む。



「七つ目は……、二年にいる魔王陛下こと空目恭一は一度も体育の授業に参加してないのに何故だか単位を貰えている」



「・・・・」



一斉に一同の視線が空目に集まる。

本を読んでいた空目が皆の視線に気付いた。


「…?」


話を聞いていなかった空目は訳がわからず首を傾げる。

「陛下それ本当?」

「何がだ」

「保体、一度も出てないの?」

「出るには出てる」

「でも参加してないんだろ?」

「…気持ちだけは参加してるぞ」

「気持ちだけかよ!!!!」


THE・妄想参加。


「でもおかしいね。何でそれで単位貰えてるの?確か保体の山田は厳しいハズでしょ?」


「………」


そして空目を除いた全員が七不思議を思い出した。





『体育の山田(男)は大の美少年好き』




――――!!!!!





「繋がった…!!!!」

「ちょ、それやばくない?恭の字!」

「空目が危ない!!!!」


「 ? 」



興奮する武巳。
焦る亜紀。
混乱する俊也。

首を傾げる空目。



そしてとどめの稜子。


「はいはーい!ここで稜子ちゃんプチ情報デース!以前、新聞部が山田先生にインタビューした時の記事がこれでっす!」


はいドウゾ♪
と、手渡された記事には。


【ズバリ!好みのタイプを教えて下さい!】

→サラサラの黒髪が肩につくかつかないかの細身の子とかかな(照)





「(照)じゃねェェェェェ!!!!」

「山田ァァァァァァ!!!!」



怒る男子二名に、状況がついていけないと一歩引いてる当事者の空目だった。





裏☆七不思議!
(文芸部にはホモがいる)





山田×空目とかどうですか?
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