Ｍｉｓｓｉｎｇ
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り、り、り、リード！？/武空
村神と賭けをした。
商品は陛下(本人に確認はとっていない)で、勝敗はどちらが陛下に笑って貰えるか。
ある時、村神とまたしょーもない事で言い合いしてたら陛下は呆れた顔して、ほんの、ほんの少しだけ、笑った。
(い、今の絶対オレ見てたよね?!)
分別のつくオトシゴロ/武空
この缶は不燃物。
この手紙は可燃物。
思いを綴ったLoveletter
君にいらないとゴミ箱の中、燃やされる。
(ボクの思いは不用品)
伝染性紅斑(りんご病)/俊空
不気味なほど静かな夜だった。この空気は異界によく似ている。
突然、空目の顔が浮かんで不安になって突然家に押し掛けた。
不思議そうな顔で｢どうした？｣って聞かれたら、｢空目が寂しがってるかと思って会いにきた｣って答えてやった。途端、馬鹿らしい。とドアを閉められた。
でもしっかりとその表情は見れたから何かもういいや。
(意外と図星だったんだな)
続きは…｢｢ベッドの上で？｣｣
今日は皆で空目家へお泊り！
男子チームはソファーとベッド、どちらで寝るかを競っている最中である。
｢陛下とベッドは俺が頂く！｣｢お前なんかと空目を一緒に寝かせられるか｣
勝負はトランプ！大富豪、七並べ、ﾌﾞﾗｯｸ･ｼﾞｬｯｸ、勝敗決まらず夜は更け……
｢お前ら二人はベッドでいいな。俺はもう寝る。起こすよ｣
(あれ？っていう事は？)
YES･NO枕の行方/俊空
なあ、俺たち付き合い始めてけっこうたつよな？そろそろ、……いいと思うんだ。
でもお前の事、大事だし、意見は尊重したい。そう思って俺なりに頑張って渡した枕だが、最近見当たらない。
｢あのさ、あの枕……どうした？｣｢趣味悪いから捨てた｣
(まあ…そうなりますよね)
寝相悪っ/武俊
お泊まり。空目が一人さっさとソファーで寝てしまった為、強制的に武巳とベッドで二人。
何だか今夜は寝苦しい。ふと気付けば武巳の足が、手が、俺の腹に。どけてもどけてもやってくる手足達。
逃げるうちにどんどん端へ追いやられ、………落ちた。
(なぁ、お前本当は起きてるだろ)
寝言で云ってたよ。/俊空
目が覚めた。声がしたから。
苦しそうに喘ぐお前。
なあ、お前、どうしたんだよ ｢助けて｣ いったい何から？ ｢助けて｣ 俺はどうしたらいい？ ｢助けて｣
(助けてやるから一人で苦しむなよ)