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□Missing***
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裏☆七不思議!



夏の学校。

この季節になるとかならず持ち上がる[七不思議]

かくして聖創学院大学付属高校文芸部(長い)もその話題が持ち上がっていたのであった。



「…でね、女の子が勇気を出してその戸棚を開けたの…」

(…ごくっ!!)

緊張感漂う空気に武巳は息を飲む。


「…するとね、そこには…」


「そ、そこには…!?」








「おびただしく敷き詰まったのゴキブリほいほいが…!!!」





「こ、こっえー!!!!」



響く武巳の声。



「近藤、うるさい」

「もぉ、武巳クンてば怖がりすぎだよぉ!」


わきあいあいと盛り上がる聖創学院大学付属高校の七不思議。




……七不思議?




先程から話を聞いていた俊也が疑問をとなえる。



「お前ら七不思議の話してるんだよな‥?」

「そうだよ?」


ケロリ、と稜子。


「七不思議ってそんなんだったか?」


それもそうだ。
よく言われる七不思議とは学校で起きる怪異的なものが上げられる。
俊也も自分の学校の七不思議くらい聞いた事はあったが、先程から稜子が話す内容は俊也の知らないものばかりだったのだ。


「やだなぁ、村神クンてば!今話してるのはね、学校の〈裏〉七不思議だよ」


……裏七不思議?


「なんだそれは」


半ば呆れて俊也は言う。
そもそも七不思議に[裏]なんてあるとは初耳だ。


「裏七不思議だよぉー!私も最近聞いたの!」



いったい彼女はどこからそんな情報を貰ってくるのか。
その場にいた者全員が疑問になったがそれは敢えて聞かない暗黙の空気が流れた。


「裏って何だよ…」


「裏はウラだよ!」


そりゃそうだ。

問題点はそこではない。


「ででで!稜子!他には!?」


変わったものが大好きな武巳が目を輝かせながら稜子に続きをせがむ。


「うん、一つ目は今のね」


「焦らさないで全部教えてくれよぉー」


「もぉー武巳クンは仕方ないなぁ」


呆れてる亜紀と俊也。
話にすら参加してない完全アウトオブ眼中の空目。

そして裏七不思議が明かされる。



続。
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