星と雷と月光と

□第一話 出会い
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月光が降り注ぐ町、少年が産まれ育った街。

桜が舞い散る回廊、少年が走り回った回廊。

千年以上の歴史を持つ蔵、少年が力を得た蔵。

式神達や家族で騒いだ大広間、少年が刀を握った大広間。

焚き火や焼き芋をした中庭、少年が血を浴びた中庭。

式神がお帰りと言ってくれた門、少年が二度と潜らないと決めた門。
少年は前を向き、海鳴へと歩んでいく。


 「………………電車使お」
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