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◇注意!◇

これはぬら孫の登場人物達を用いたアリスパロです。
管理人の趣味と独断で配役を決めました。
お読みになる際はなんでも許せるどんと来い!という豪気なお方でお願いしますm(_ _)m








 わたしがアリス!
    〜姉とカキ氷と白ウサギ〜



ある所に黒髪色白なちょっとばかり体温が冷たいアリスという名の女の子がいました。
年頃の女の子らしく空想とかき氷が好きで、お月様には餅つきウサギが住んでいると思っているような子です。

今日はいい天気。
年が離れていますが仲のいい姉とペットの猫を連れてアリスは外に遊びに出ていました。

「はい!おやつのかき氷です牛鬼殿。あ、いえ!お、………お姉様…」
「……………」
「なーん」

アリスの姉はとてもたおやかで儚く、無口と無愛想が常に完備な女性でした。
眉間に海より深いシワを刻んで沈黙。今日は特に機嫌、いえ気分がよろしくないようです。
『わ、わたしちょっと向こうへ…』アリスはこの空気から一刻も早く逃げ…いえ空想の世界に思いを馳せようと猫を抱いて姉の傍を離れました。

「あ、あの雲3の口に似てる!あっちは納豆小僧だわ!」

空に浮かんだ雲を指差しながらアリスはひとりはしゃぎます。
雲を差しては空想産物に例え、小鳥や花を見ては想像を膨らませます。

「あー、でも退屈だわ!」
「なーん」
「ふふ、おまえがしゃべれたらいいのに」
「なーう」

現実の世界はつまらない。
アリスは思うのです。不思議でステキなことが起こらないかと。
草原に寝転びながら、アリスはいつしかぐっすりと眠ってしまいました―――。



「遅刻だー!」



「え!?」

突然聞こえた声にアリスはぱちりと目を開けました。

「早く届けないと女王様に蹴り飛ばされるー!!」
「あれは若!あ、いえ…白ウサギです!」

アリスは走る白いウサギを発見しました。
頭に耳を生やした少年ウサギは時計とバスケットを片手に大急ぎで掛けていきます。さすが50mを5秒台で走る左サイドバック。
あっという間に豆粒に…アリスはちゃんと追いかけてください。

「にゃう」
「あいた!…はっ!ま、待って下さい――!!」

猫にパンチを入れられたアリスは正気に返ると、猫を抱いて慌てて白ウサギの後を追い掛けました。






〜舞台裏話〜


「椿姫様!それはさすがに無理があります!!」
「いいから観念なさい。ウエストを絞らなきゃドレスが入らないんだから。コルセットくらい我慢よ」
「っ…、鞠様!あなた様からもなんとか…」
「…いざスカーレット・オハラ…わきわき…」←ノリノリ
「――――ッッ!!」

…こうしてアリス姉は出来上がったのだった。



どうでもいい豆知識
スカーレット・オハラさんはウエスト43cmだったそうな…


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