長い文
□世界は再び
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「何してるんだろ、わたし…」
そう心で呟く。一度や二度じゃない、あれから何度そうしてるか分からない。
毎日笑顔で過ごしている。だって悪の根源は討たれ、念願だった"日本"も戻ってきたのだから。
…何も知らずそう思い、今を過ごしていたらどれだけ楽だったか。
確かにあの時よりは平和になった。なのに…。
笑顔はつくれたが笑えなかった。あるのは後悔だった。
心の底から笑ったことがもう遠い昔のように思えた。
願いは一つだった。でも、もう叶わない願いだった。そう理解もしていた、でも。
「学園…一緒にって言ったじゃない、ルルーシュ…」
彼の言葉を思い出す。それを嬉しく思い、しかし現実を見れば胸が苦しくなる。
私は過去を追っていた。