短い文
□彼女のプレゼント
1ページ/3ページ
-斑鳩内ゼロの私室-
「(ん…うん?これは…カレンの腕?…)」
激務を終え就寝についたのが午前3時。
今は午前7時で、普段ならすぐに支度しゼロとして活動するのだが…
「(なんなんだこの状況は?!)」
カレンとは付き合って1ヶ月経つが、まだキスまでしかしたことがなかった。
しかしルルーシュも思春期真っ只中の青年だ。そういう事に興味を持たないわけがない。
だから今のこの状況は、心臓をうるさくさせるには十分だった。
「(なぜカレンがいる?!)」
「……んっ…」
「ぐぅっ!…(ね、寝息が首筋に!)」
状況を説明すると、左半身を下にし寝ていたルルーシュを、カレンが後ろから抱きしめるように寝ていた。
「…ルルーシュ?あっ起きた?」
起きていたのかとビックリしたが、平静を装いああと答えカレンの腕を解き起き上がる。
そして彼女を見た瞬間、ルルーシュはその体勢のまま硬直した。
そこにはYシャツ一枚しか着ていないカレンがいた。
「ル、ルルーシュ…そんなに見つめないでよ…恥ずかしいじゃない//」
結果的にだがじっと見つめていたルルーシュはその言葉でハッと我に返った。