短い文

□それでも明日へ
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最初は "尊敬" "嫌な奴" と
どちらも貴方(あなた)なのに
こんなにも近くに居たのに
なんだか間抜けね

同じ人間だと分かってからは、"尊敬" なんて無くなったけど
"嫌な奴" という認識もいつの間にかなく、変わっていた

「君との関係もオープンにはしていないだろ」

「一緒にアッシュフォード学園に帰らないか」

「助けにいくから絶対に諦めるな」

「君は生きろ」

貴方の冗談や真剣にいった言葉を…
大切に、心に書き留めるように


忘れることはない最期
器用なのに不器用な貴方の幕の引き方
なにも出来なかった、あたしへの罰として
貴方達が望んだ未来を思い…受け入れるわ


貴方が皇帝として来たとき
もっと何かを口にしてたら
今が少しでも変わってたのかしら

私の決意の行動は届かなかったけど
それもそのはずね
あの時にはもう…結末をみていたのよね
貴方が終わるとき、明日が始まると


私は明日へ向かう
1人歩いていく
貴方がいない道を

正直なところ…すごく不安
私の道にはいつも貴方がいた
道を開いてくれた
今はいない
だから…これからも何度も思い出す

そして明日へ向かう
ここで生き抜いてみせるわ
貴方が羨むほどに
ずっとみていてよね
今度はサヨナラは言わない


だから……行ってくるわね、ルルーシュ


END.


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