短い文

□誰よりも先に
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―3月28日の夜―
















「…ぅぁ……あっ…ぁぁ…」

「はっ…はぁっ…はっ…カレンっ…」


お互い体を密着させ求め合う。もはや2人には互いの体の境が無いような不思議な一体感を感じる。

布擦れの音、秘部からネチャネチャと卑猥な水音。肌が触れ合う度、腰を打ちつける度に響く乾いた音と2人の熱気がこの空間を満たしている。






しかしそれも限界が近づき、ルルーシュはラストスパートと腰の動きを速める。


「ぁっ…っあぁ…ルルーシュっ…もうっ…」

「カレンっ…カレンっ…出るっ……くっ」

「いっ、いっちゃ……あぁぁぁぁっ!」


ぶるりと体を振るわせ吐精する。ビュルビュルと放たれるそれに呼応するかのように、膣内もキュッと収縮を繰り返し吐精を促す。

長い吐精の間もカレンの体はビクビクと震えている。
吐き出されたモノにも、快感を感じているのだろうかとルルーシュは思う。








互いに果て、カレンはぐったりとし、ルルーシュはその上で覆い被さるように倒れ込んでいた。
普段なら気持ち良いとは言い難い汗ばむ体も、この時だけはその汗すら共有しているかのようで全く不快にならない。むしろもっと触れて抱き締めていたいと感じる。


「ハァ…ハァ……(ちょっと、無理させたか?)」

「はぁ…もっ…はぁ…はぁ……(もう、ダメ。力が入らない)」


気だるい体のことを考えながらも、2人は激しい快楽のあとの余韻に浸る。







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