短い文
□誰よりも先に
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ルルーシュは肩で息をし呼吸を整えてからカレンが気になり口を開く。
「カレン、大丈夫か?」
さすがに少し疲れた表情のカレンに、なるべく体重が掛からないよう注意しながら聞く。
「う、うん。ちょっと…今日はいつもより…その…ね…」
まだ顔を紅潮させていたカレンがそう口ごもるが…。
「…確かに…激しく動いたからな、俺もカレンも」
「そうよ、なんだかルルーシュがいつもより…って、え?…わ、私は別に…」
そうカレンが反論したことでルルーシュのSっ気が顔を出す。
意地悪い笑みを浮かべ言葉を繋ぐ。
「ん?俺の動きに合わせて腰動かしていたじゃないか…。ふっ…あれが無意識とは…カレンはいやらしいな」
「なっ!そんなことっ」
「最後には、"中にいっぱい出して" と言いながら、腰に脚を巻き付かせて離さなかったじゃないか。まさかあれも無意識か?」
「う、嘘っ!?私そんなことも?……は、恥ずかしい……」
羞恥で顔を赤らめそっぽを向き、消え入りそうな声で恥ずかしいと呟くカレン。
ルルーシュは思う。
行為をする回数を積んでも、こういう反応をするカレンは初々しく、さらに愛しいと思う気持ちが強くなると。
そしてルルーシュはさらにこう思い、行動に移す。
(だから…これはしょうがないことだ。)
(俺の欲を煽るカレンが悪い。)
(そう、悪いのは俺じゃない、カレンの方だ。)
(だから、だから俺はまた…。)
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