短い文

□誰よりも先に
3ページ/7ページ






ルルーシュは肩で息をし呼吸を整えてからカレンが気になり口を開く。


「カレン、大丈夫か?」


さすがに少し疲れた表情のカレンに、なるべく体重が掛からないよう注意しながら聞く。


「う、うん。ちょっと…今日はいつもより…その…ね…」


まだ顔を紅潮させていたカレンがそう口ごもるが…。


「…確かに…激しく動いたからな、俺もカレンも」

「そうよ、なんだかルルーシュがいつもより…って、え?…わ、私は別に…」


そうカレンが反論したことでルルーシュのSっ気が顔を出す。
意地悪い笑みを浮かべ言葉を繋ぐ。


「ん?俺の動きに合わせて腰動かしていたじゃないか…。ふっ…あれが無意識とは…カレンはいやらしいな」

「なっ!そんなことっ」

「最後には、"中にいっぱい出して" と言いながら、腰に脚を巻き付かせて離さなかったじゃないか。まさかあれも無意識か?」

「う、嘘っ!?私そんなことも?……は、恥ずかしい……」


羞恥で顔を赤らめそっぽを向き、消え入りそうな声で恥ずかしいと呟くカレン。


ルルーシュは思う。
行為をする回数を積んでも、こういう反応をするカレンは初々しく、さらに愛しいと思う気持ちが強くなると。


そしてルルーシュはさらにこう思い、行動に移す。

(だから…これはしょうがないことだ。)

(俺の欲を煽るカレンが悪い。)

(そう、悪いのは俺じゃない、カレンの方だ。)

(だから、だから俺はまた…。)

.
次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ