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□ひとりぼっちの運命
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入学式。
桜吹雪の中、君は僕に言った。
「せっかく出会えたんだから、よろしくね」
出会えた偶然 大切にしたいねと
僕のうわさを聞いたのか、心なしか彼女の手は震えてた。
震える手を差し出す君
にっこり笑う君は、僕には眩しすぎて。
満足でしょもう 視界から消え失せて
君には傷ついてほしくないと思った。
じゃないと 傷つくよ
ワオ
愛なんて知らない
愛なんて知らない
愛し方なんてわからない
愛し方わからない
永遠に僕は独りなんだから
永遠にひとりぼっちの運命
ワオ
君の笑顔も涙も 弱虫だからだね
笑顔も涙も 弱虫の仕業だね
あるがままの姿で
この学ランを羽織って
なすがままの心で
君が好きで
生きていく 僕の邪魔しないで
生きていく 僕の邪魔しないで
だって・・・
何があっても・・・
君には・・・
嘘がつけない、君
わかりやすいよね
バカ正直で、正義感が強くて
いつも まっすぐだよね
でも、だからこそ
なおさら
傷つくよ
傷つくよ
「ワオ」
ワオ
屋上に行ったら、彼女がいた。
しかも、何か群れてるし。
「そこで何してんの」
そこで何してんの
本当に(何してるんだよ、君は）
ホント
「何群れてるの」
群れる奴は 嫌い
チャキッ
「咬み殺す」
君、もう
大人しくしていなよ
傷つかないように 僕から離れて
もっと離れた場所で
生きてれば
生きていてさえくれれば
君の邪魔 しないよ
そう、生きていてくれれば、君の邪魔はしない。
約束する。
草食動物は、苦手なはずなのに。
君のような 奴は苦手
少し調子 狂うよ
少し調子 狂うよ
〜Why?〜
それはきっと、好きだから
ワオ
愛なんて知らない
正しくは、「知らなかった」
愛し方わからない
でも、愛し方はわからない。
永遠にひとりぼっちの 運命
だって僕は 壊すだけ
ワオ
笑顔も涙も
笑顔も涙も
見せるのが怖いだけの自分
弱虫の仕業だね
あるがままの姿で
この弱虫の姿で
なすがままの心で
君でいっぱいの心で
生きていく（片思いでも、いい)
生きていく
僕の邪魔 しないで
決意が揺らぐから
これ以上 僕に近づくなよ
近づいたら、離れられなくなってしまうから
（傷ついて、ほしくないから）
僕はいつまでも、君のとりこ。