Follow Me

□対策
1ページ/5ページ


◇ カリス ◇


通訳になったと言っても、取り立ててする事はなかった。


通常の授業はちゃんとある。


変わった事といえば、薬草学で『ピョンピョン球根』の植え替えをしながらハッフルパフの子達と、どうやってディゴリーを応援するか相談した位。


尻尾爆発スクリュートは、すっごく大きくなっていて、ハグリッド先生が散歩させるよう言った時は、流石にマルフォイの意見に賛成した。



「こいつに散歩?何処に引き綱を結べばいいんだ?」


「真ん中あたりだ」



ハグリッド先生の指示でハーマイオニー、ロンと一緒に何とか綱を結びつけた。

(ハリーは先生と一緒に散歩させていた)



「カリス、綱は長めにしとかないと、引き摺られちゃうわ」



ハーマイオニーが隣りで引き摺られているシェーマスを見ながら注意してくれた。



「ロン、この綱あなたが持って」



ハーマイオニーが私が持っていた綱をロンに渡し、ロンが持った瞬間にスクリュートが爆発して、ロンが引き摺られた。



「やっぱり、ロンに渡して良かったわ。私達じゃ、散歩なんてムリよ」



なんとか立ち上がろうとするロンを見ながら二人で頷きあった。






そして今から待ちに待った魔法薬学の授業。


今日も相変わらず厳しいスネイプ先生の授業が終わって、みんなが教室から出て行く。



「ハーマイオニー、私先生に質問があるから先に戻ってて」



一人教室に残り、私達が提出したレポートのチェックをしていた先生の所に行く。



「スネイプ先生、お時間を頂きたいのですが」


「何かね?ミス.ローダンス」



先生は羊皮紙から目を離し、私を見た。



「今夜、ましろの所へ行きます。その時、先生にもご同席して頂きたいのです」



先生は少し考える。



「では、夕食の後、ましろの部屋へ」


「はい。では、失礼します」



教室を出て、寮へ戻る。






.
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ