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□対策
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◇ カリス ◇
通訳になったと言っても、取り立ててする事はなかった。
通常の授業はちゃんとある。
変わった事といえば、薬草学で『ピョンピョン球根』の植え替えをしながらハッフルパフの子達と、どうやってディゴリーを応援するか相談した位。
尻尾爆発スクリュートは、すっごく大きくなっていて、ハグリッド先生が散歩させるよう言った時は、流石にマルフォイの意見に賛成した。
「こいつに散歩?何処に引き綱を結べばいいんだ?」
「真ん中あたりだ」
ハグリッド先生の指示でハーマイオニー、ロンと一緒に何とか綱を結びつけた。
(ハリーは先生と一緒に散歩させていた)
「カリス、綱は長めにしとかないと、引き摺られちゃうわ」
ハーマイオニーが隣りで引き摺られているシェーマスを見ながら注意してくれた。
「ロン、この綱あなたが持って」
ハーマイオニーが私が持っていた綱をロンに渡し、ロンが持った瞬間にスクリュートが爆発して、ロンが引き摺られた。
「やっぱり、ロンに渡して良かったわ。私達じゃ、散歩なんてムリよ」
なんとか立ち上がろうとするロンを見ながら二人で頷きあった。
そして今から待ちに待った魔法薬学の授業。
今日も相変わらず厳しいスネイプ先生の授業が終わって、みんなが教室から出て行く。
「ハーマイオニー、私先生に質問があるから先に戻ってて」
一人教室に残り、私達が提出したレポートのチェックをしていた先生の所に行く。
「スネイプ先生、お時間を頂きたいのですが」
「何かね?ミス.ローダンス」
先生は羊皮紙から目を離し、私を見た。
「今夜、ましろの所へ行きます。その時、先生にもご同席して頂きたいのです」
先生は少し考える。
「では、夕食の後、ましろの部屋へ」
「はい。では、失礼します」
教室を出て、寮へ戻る。
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