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□神々
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★ セブルス ★


第二の課題が終わった週末。


私はましろをスピナーズエンドに送った。


リントと共に行っているので、不自由はないはずだ。


今回はセスも行っているので、部屋の中ががらんとしている。


前回(1年半ほど前)と違ってましろが何処にいるのか、何のために行っているのか?(もちろん、出産の為)いつ帰ってくるのか?(産後、二週間ほどしてから)分かっている。


週末には会いに行けるし、産気づいたらリントが迎えに来てくれる。


何の心配もいらない。


が、このぽっかり空いた穴はどうにかならんものか?


たった三日でましろが恋しくなるとは、あの時は一カ月も良く頑張ったものだ。


我ながら感心する。


後二日で週末。


何とか授業をこなし、乗り切ってしまえばいい、と思いつつ夕食の席に着く。


ぼうっとしながら来たので、一番込んでいる時間だった。


生徒達が何かと騒がしいが、今はどうでもいい。


今頃ましろも食事中だろうか?などと考えていたら、大広間がしんっと静まった。



「セブルス!逃げて!!僕、報告失敗したみたいなんだ!!」



顔を上げると、テーブルの向こうにヘルメス?



「何かあったのですかな?ましろは今スピナーズエンドに「だから、そこに行かなきゃ!ましろと一緒なら安全のはずだから…」……」



慌てているヘルメスの言っている意味が分からない。



「分かるように説明していただ」



そこまで言った時、大広間の扉がバーンっと大きな音を立てて開いた。



「あぁ、来ちゃった。いいかい?口答えしちゃダメ。分かった?」



ヘルメスの小さな声に頷く。


幸運を祈る、そう言ってヘルメスは体をずらし、後ろを振り向いた。




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