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□クリスマスパーティー(1)
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フランス語で話していたのに私がライアンとパーティーに行く事は、すぐに寮内に広まった。



「まぁ、ライアンの気持ちに気付いてなかったのはカリスだけだったから」



夕食の時ハーマイオニーは呆れた様に話した。



「え?みんな知ってたの?いつから?」



ハリーとロンも呆れた様に私を見た。



「ライアンが最初に声を掛けた時からだよ。フランス語話せなくても、ロジャー・デイビースはフラーを落としたしね」



フラーに振られた事から立ち直ったらしいロンの言葉にハリーが乗っかった。



「みんなすぐに辞めちゃったのに、ライアンだけ残ってたしね。今キャシーがいたら絶対賭けの対象になってたね」


「キャシーって?」


「あぁ、卒業生。魔法省に勤めてるんだけど、在学中、大儲けしたんだ」


「ハリー、分かってないわ。カリスのは賭けにならないくらい簡単だもの。あれは特別だったのよ」


「………ハーマイオニー、教えて」



特別な賭けってなんだろう?



「“まだ5年生だったましろが、卒業までにスネイプと付き合う”方にキャシーがほとんど全校生徒相手に賭けて、勝ったのよ」



………ギャンブラーだ。


教員席に座っている二人を見る。



「負けるって考えなかったのかな?」



「ましろ、魔法薬学大好きで良く質問とか行ってたし、スネイプはましろのお守り役みたいな事してたから仲良かったけどね」



まさか結婚までするなんて………とみんな頭を振っている。


先生と生徒の“恋”か………


何となくリーマスの方に目が行った。


隣りのシリウスと何か話している。



「カリス、そろそろ談話室に戻りましょう?」



ハーマイオニーに言われて慌てて席を立った。





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