Come!
□会う
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みんなを送った後、セブと一緒にホグワーツへ戻る。
門を抜けた所には………フォークス!
おじいちゃんからの呼び出しだ。
肩に乗られては動けなくなるので、先に帰す。
「セブ、校長室行かなきゃ。………一緒に行く?」
「もちろんだ」
何故訊く必要があるんだ、と言わんばかりのセブに小さくため息。
来て欲しくないとも言えない。
今後の方針を考えながら校長室まで行く。
ガーゴイルは勝手に動きウェルカム状態だ。
「ただいま、おじいちゃん。心配掛けてごめんなさい」
机の側にいたおじいちゃんに駆け寄ると、抱きしめられた。
「おぉ、おかえり、ましろ。楽しんできたかね?」
ソファに促され座りながら、話をする。
………ん?覚えてないのかな?
「………少しだけ。今回は知らない時代だったみたい。前回の事があるから、あんまり出なかったんだ。屋敷しもべに頼んで厨房に匿ってもらってたよ」
コロニスが聞いたら大笑いだな。
ものすごく目立ったし、関わりまくったもん。
「そうかね。それは残念だったのう。わしは、昔のわしのいい男っぷりを見て欲しかったのにのう」
「おじいちゃんは、今でも十分いい男じゃない」
ため息を誤魔化すように笑い声を上げる。
………覚えてる。
目が、笑ってない。
セブがいるから話を合わせてくれてるんだろうな。
「今回の旅で聞く事はなさそうじゃの。………ましろ、またの」
おじいちゃんはウィンクで送り出してくれた。
やっぱり覚えてた。
………すっごくがんばって、記憶はもちろん、私に関する文章も、記憶の小瓶も全部いじりまくったのに。
「ん、またね、おじいちゃん」
ため息を押え、校長室を出た。
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