Come!
□乗る
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今日から新学期。
ホグワーツにみんなが戻ってくる。
私は今、大広間で教授陣と朝食をとっています。
「行きたい」
「ダメだ」
「いいじゃない」
「ダメだ」
「一ヶ月ここにいたのよ。誰とも会ってないのに」
「ダメだ」
「ね、すぐ戻ってくるわ」
「ダ・メ・だ!」
「………おじいちゃん、教授が意地悪するぅ〜」
「なっ!意地悪ではないっ!!お前は自分の立場をわ「セブルス、もういいじゃろう?ミネルバが睨んでおるぞ」………しかし、今はホグワ「セブルス!」………」
うはっ!ミネルバが怒った!!
「こうなったましろを止められる者がいない事くらい、分かっているでしょう?夫婦喧嘩は他所でやってください!!」
セブ、かわいそ〜。
「ましろも、こうなる事が分かっていて、この場で話を持ち出すのは止めなさい!で、校長先生、どうなさるんですか?」
………ばれてたか。
そんなに分かりやすかったかな?
「ふむ………ましろ、リーマスのいるコンパートメントに正確に姿現しができるかね?」
うんうん。
なんたって先生が良かったから、ピンポイントでいけるよ!
「では、リーマスにはわしから連絡しておくので、行っていい事にしようかの」
「こうち「ありがとう、おじいちゃん!」」
「その代わり、彼のそばを離れんようにな」
「わっかりました〜!さぁ、続きを食べよう!」
隣でセブが何か言いたそうにしているのを無視して、ミネルバやポモーナ、フリットウィック教授と話し、楽しく食事を続けた。
「校長、何故行かせたのですか?」
嬉々とした様子で着替え、小さなバッグ一つ持ったましろをホグワーツの門まで送った後、校長室へ行った。
「さて、あれはましろの作戦勝ちじゃの。リーマスも付いておる事だし、そう心配せんでよかろう」
いや、そのルーピンが心配の種なのだ。
「そもそも何故今、ルーピンをホグワーツに呼んだのですか?」
「その話はお仕舞いと言うたじゃろう?大丈夫。お主と、ましろがおるからな」
「しかし、ブラックがホグワーツに「セブルス、大丈夫なんじゃ」………」
あぁ、今朝からきちんと話せていない気がする。
校長室を後にして、心の中のもやもやをどうやって晴らせば良いのか考える。
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