Come!

□乗る
1ページ/6ページ


今日から新学期。


ホグワーツにみんなが戻ってくる。


私は今、大広間で教授陣と朝食をとっています。



「行きたい」


「ダメだ」


「いいじゃない」


「ダメだ」


「一ヶ月ここにいたのよ。誰とも会ってないのに」


「ダメだ」


「ね、すぐ戻ってくるわ」


「ダ・メ・だ!」


「………おじいちゃん、教授が意地悪するぅ〜」


「なっ!意地悪ではないっ!!お前は自分の立場をわ「セブルス、もういいじゃろう?ミネルバが睨んでおるぞ」………しかし、今はホグワ「セブルス!」………」



うはっ!ミネルバが怒った!!



「こうなったましろを止められる者がいない事くらい、分かっているでしょう?夫婦喧嘩は他所でやってください!!」



セブ、かわいそ〜。



「ましろも、こうなる事が分かっていて、この場で話を持ち出すのは止めなさい!で、校長先生、どうなさるんですか?」



………ばれてたか。


そんなに分かりやすかったかな?



「ふむ………ましろ、リーマスのいるコンパートメントに正確に姿現しができるかね?」



うんうん。


なんたって先生が良かったから、ピンポイントでいけるよ!



「では、リーマスにはわしから連絡しておくので、行っていい事にしようかの」


「こうち「ありがとう、おじいちゃん!」」


「その代わり、彼のそばを離れんようにな」


「わっかりました〜!さぁ、続きを食べよう!」



隣でセブが何か言いたそうにしているのを無視して、ミネルバやポモーナ、フリットウィック教授と話し、楽しく食事を続けた。







「校長、何故行かせたのですか?」


嬉々とした様子で着替え、小さなバッグ一つ持ったましろをホグワーツの門まで送った後、校長室へ行った。



「さて、あれはましろの作戦勝ちじゃの。リーマスも付いておる事だし、そう心配せんでよかろう」



いや、そのルーピンが心配の種なのだ。



「そもそも何故今、ルーピンをホグワーツに呼んだのですか?」


「その話はお仕舞いと言うたじゃろう?大丈夫。お主と、ましろがおるからな」


「しかし、ブラックがホグワーツに「セブルス、大丈夫なんじゃ」………」



あぁ、今朝からきちんと話せていない気がする。


校長室を後にして、心の中のもやもやをどうやって晴らせば良いのか考える。







.
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ