Come!

□妬く
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おじいちゃんとの話が終わって、大広間に送ってもらった。



「今夜はここが一番安全じゃ。みんなと一緒にお休み」



ドアの所でお休みのキスをして、中に入った。


ほとんどの明りは消されて薄暗い中、一体どうしたらいいか悩む。



「ましろ?もういいのか?」


「ありがとう、パーシー。あの、ミシェル達の所に行きたいの」


「あぁ、僕に付いてきて」



パーシーはずんずん歩いていく。


みんな寝袋に入っていて、同じような態勢で寝てるのに良く分かるもんだと感心してると、広間の真ん中辺りで止まった。



「ミシェル、起きてる?ましろの寝袋あったよね?」


「えぇ、パーシー。ましろが来たのね?」



横になっていたミシェルが起き上がり、私を抱きしめてくれた。



「ましろ、あなたが無事で良かったわ。あんなに一人にしないって、言ってたのに、ごめんなさい」


「私こそ、一人で行動しないって言ったのに、心配掛けてごめんなさい」


「いいのよ。さぁ、横になって」



周りの子も起きていたらしく「おかえり」、「お休み」と囁いてくれる。


ありがとう、みんな。


心配掛けてごめんね。


みんなに思われて、私は幸せ者だ。


何処からともなく流れ続ける囁きは、草のざわめきの様に心地良く、いつの間にか眠ってしまった。




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