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□第2章一話前編 「武田の抵抗」
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緋影「では、茜殿、早苗殿、参りましょうか。」



蒼天「おう、行ってこい。」


茜「蒼天さんは行かないの?」


蒼天「ん?ああ、面倒だし。」

緋影「・・・じゃあ、家事ヨロシク。」


蒼天「ぼちぼちやっとく。」











高遠城の敷地


緋影「殿から話は聞いたから、まあ、適当に廻ろうか。」




甲府の町



緋影「団子でも食べる?」


茜「・・・・・」


緋影「どうしました?」


茜「いや、緋影さんって男性ですよね。」


緋影「ああ、よく間違われるが。」


茜「いや、可愛いなぁと。」

早苗「綺麗ですよね。」



緋影「うーん。義兄さんみたいに格好良くなりたいけどね。」


茜「義兄さん?」


緋影「ああ、零次義兄さんみたいにね。」


早苗「義兄弟なんですか?」


緋影「ああ、色々とお世話になってね。」



大工「おお、緋影さん。彼女かい?」


緋影「いやいや、新入りの同僚です。」


早苗「緋影さん、茜さん、ちょっと待って下さい。」


手には、色んなものが


茜「早苗ちゃん、なにしてんの?」


大工「守矢の巫女様では御座いませぬか。これをお納め下さい。」



早苗「ありがとうございます。」



茜「貰うなよ。」



緋影「・・・少し持とう。」

茜「仕方ない、手伝うよ。」


緋影「一回帰るか。」





蒼天「お帰り。おみやげは?」

早苗「はい。」


蒼天「おっ、気が利くね。」

緋影「まあ、期日まで好きなことして時間でも潰そう。」


蒼天「おう、おまえら酒は飲めるか?」


早苗「あまり・・・・」


茜「そこそこ。」


緋影「小田原の町でも行くか?」


蒼天「あれか?お前そんな趣味してたのか。」



緋影「ちげーよ。」


茜「小田原の町に何かあるの?」



緋影「ちょっと形容しにくいから見たほうが早いよ。」





小田原の町



早苗「・・・・・・・」


茜「これ何てアキバ?」


アキバの戦国クオリティー。


早苗「・・・・ある意味で最先端ですね。」



蒼天「本気でなにしてんの北条。」



緋影「こんな奴等に負ける日本最強の騎兵隊ってどうだろう。」


茜「どうします。」



緋影「帰ろう。」
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