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□第二章3話前編「今川蹂躙戦」
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1月1日
信玄「元旦くらいはゆっくりしたかったが、仕方あるまい。終わり次第皆で年越しを祝おう。」
家臣一同「はっ!!」
零次「躑躅ヶ丘館と下山城にはすでに武田軍の受け入れ準備が整っております。」
信玄「流石は零次、根回しが早い。」
零次「いえ、もう城下町衆や城兵が準備しておりました。御館様の人望の賜物にございます。」
信玄「嬉しい事を言ってくれる。」
零次「なので、順路は本隊が駿府城、高天神城を、分隊が飯田城、二俣城を落とし、最後に合流して曳馬城を落とす作戦です。」
信玄「して、隊はどう分ける。」
零次「難関は駿府です。なので、本隊は武田古参とあやかし隊の兵力12000で攻めて下さい。我らは兵力4000で分隊をつとめます。」
魔理沙「大丈夫なのか?」
零次「何とでもなる。」
信玄「うむ、わかった。分隊は零次に一任する。では本隊所属は残れ。以上。」