Heart

□獣の覚醒
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ただ濡れたあなたの瞳が
いつもの私を変えてしまった
心に火がつく
その瞬間
初めて感じた獣の匂い
私の中から
むせかえる


あなたが欲しい
その首元に噛みつきたい
赤く咲き誇るいくつかの華
私のモノって証拠
あなたに刻みつけたい

溢れ出す欲望
止まらない衝動
腰を捻れば歓喜の声
全てが私の獣の仕業

「こんな獣にあなたがしたの?」

濡れた髪に手を絡めれば
帰ってくるはあなたの眼差し
その目に秘めた心の内は
私に対する欲望なのか

「獣ならば獣らしく」
甘い囁きが
私の猛獣を駆り立てる




獣の覚醒

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