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□キャミソールに激怒
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「なんてカッコして
るんだっ!」
束の間の休息である
昼休み。直、フクナガ、
アカギで食事している
ところに、秋山の怒声が
割り込んできた。
直がまっすぐ感じる彼の
視線で、自分に宛て
られた怒声だと気づく。
「....えーと....この
キャミの事ですか?」
「そうだ。」
直はゲーム中にかいた
汗を乾かしたくて、
Tシャツを脱ぎ、
キャミソール姿になって
いた。どうやらそれが
彼の気に障ったらしい。
「アキヤマァ、今時
キャミなんて、エロい
とかの次元でもなんでも
ないよ。」
「そうだよ、フツーに
健康的でさわやかだし
良いと思うけど。
ホント、肌キレイだね」
フクナガ、アカギと
相次いで反論する。
けど、最後のアカギの
言葉に秋山がつっかかった。
「おいフクナガ、今
アカギがやらしい目で
こいつを見てたじゃ
ないか」
「ちょっ、秋山さんっ」
秋山がそんな事を
言わなければ、素直に
喜べたのに。直が次第に
不快感を表していく。
「フクナガさんなんて
おヘソ出してるし、
ウエストラインなんて
がっつし見えてるじゃ
ないですか」
「それは何も感じない
な」


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