story

□酒は飲んでも飲まれるな6
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私は自分一人で悩んでも
解決しない事に気づいて、
思い切って秋山さんの
お家に来た。
キスマークが服から
見えてる事を遠回しに
指摘されて、恥ずかしさ
が込み上げる。
一度隠してみたけど、
いつまでもこうして
られなくて、諦めた。
そして中に入り、
床に正座する。
―私はここに至るまで、
もう十分悩んだ。
だから、前置きなんて
なしに、思い切って
全部聞く事にした。
「教えて下さい。あの
夜の事、全部。」
どんなに恥ずかしくても、
傷付いても、良いから。
そして私は覚悟と一緒
に、しばらく秋山さんの
話を黙って聞いた。
....秋山さんはちゃんと
話してくれた。
私が手を離さないで、
ベッドに誘う時に気持ち
を確認されて、告白
した事。秋山さんも
私を好きだった事。
ああなった後に、ミウラ
さんの電話に出て、
これで自分のモノだと
言い切った事。

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