story

□四人でカラオケ♪
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とある雨の日。買い物で
デパートを渡り歩いて
いた、うら若き女子二人
(?)は、雨宿りのため、
カラオケに入ってみた。
「カラオケ空いてて
良かったよな、ナオ。
ここなら雨しのげるし、
買った服広げられるし。」
「はい!あっ、その
キャミ、やっぱり
カワイイですね!
フクナガさんに似合い
そう。」
フクナガが早速広げた
キャミソールに、直が
食いついた。
「だろー?ナオもキャミ
とかミニスカ、挑戦
すれば良いんだよ。」
「私は膝丈ワンピが
落ち着くんですー。」
「イヤイヤ、アキヤマも
アタシと同じ意見の
ハズだよ。ちょっと
ケータイ貸してみ」
「あっ!」
直の返事も待たないで、
フクナガが勝手に彼女の
携帯電話でメールを打ち
始める。キレイな指先で
華麗に打たれたメール
は、即、送られる事と
なった。
「あーっっっ、メール
送ったんですか!?
信じられません!
しかも早いし!」
「アタシだってまだ若い
ですから?お客とも
メールしてるしね。」
「もう、何送ったんだか
....」
呆れ半分、興味半分で
送信ボックスを見ると、
そこには目を疑う文面の
メールが。
‘コンバンワ!!┃」ま,
フクナガサンとカラォケ
.。*♪で,キャミで
ミニスカで,AKBの
スカートひらり
ぅたってぉどってる
んですょォ・*☆
....ゎたしのキャミと
ミニスカ,みたかった
んじゃな┃」デスカ?
シブャのJoy toyの715
号室でまってマスから♪」’
「イヤーーーッ、ヒドい
ギャル語じゃないです
か!」
「おまっ、ウチの店の
後輩のメール術、バカに
すんのか!?」
「キャーーー」
フクナガのシメに苦しみながらも、さすがに
フクナガ自身のメールの
打ち方ではないんだと、
安心した直。
しばらく苦しんだ彼女
は、再びメール画面を
見て、ある事に気づいた。

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