story

□求め合う時
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いつも彼がする様に、
そっと服の下から
手を入れる。
胸を優しく包んで、
揉む。柔らかさを
確かめた後、先端を
軽く摘まんだ。
固くて滑らかなそこを
刺激するのはとても
感じて、秋山の与える
快感に似ていた。
「あっ.....」
十分感じて、高い声が
漏れたところで今度は
胸から腹を伝いながら
手を下へ移動させる。
少し内腿を撫でて、
勇気が出たところで
潤いを確認してみた。
奥の方だけ、少し濡れ始めていた。
指の先をゆっくり
潤いの辺りで行き来
させると、すぐにたっぷり
溢れてくる。
今度は、自分のか細い
指だけど、彼を想い
ながら、恐る恐る
差し入れた。
ゆっくり入ると、もう
あまり怖くなく、
むしろ頼りない自分の
指のせいで少し
物足りなくなってくる。
ちゃんと彼が欲しく
なって、いないと
わかっているけど
つい呼んでしまった。
「あ.....秋山さんっ.....」
返事なんてない―
そのはずだったのに。
「ナオ.....」
返事は返ってきた。
「えっ!?」
床に横になっていた直
は視線だけ声のに
向けた。彼は、本当にいたのだ。
「忘れ物、気づいて
取りに来た。
ケータイに電話したけど
出なかったから、もう
上がらせてもらうしか
ないと思って....
ゴメン。」
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