story

□素直じゃない二人
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「ねぇ、イク時は教えて
ね。」
「んっ、ん、もう、
イッちゃう....っ!」
指が何度も、きつく
締め付けられた。
直が大きく足の爪先を
跳ねさせる。その姿も
とても綺麗。
けどもう、これ以上
眺めてる余裕はなくて、
秋山は直を向かい合わせ
にひざの上に乗せた。
そして彼女の腰を腹の方
に引き寄せて、慣ら
された場所に一気に
自身を挿入した。
「ひぅっ」
「.....」
そこはとても良くて、
良すぎて―声が漏れそう
なのを耐えて、
うつむいてため息を
吐いた。気づいた直が、
彼の顔を覗き込む。
「秋山さん、やっと
顔が見れました。
すごくキレイな顔....」まさか直に言われるとは
思っていなかった
秋山は、急速に追い詰め
られた。
「.....動くから、
黙って」
二人とも認めない態度
で、けどそれがこの特別
な空間を引き立てて
いて、二人はお互いに
逃げられない最果てまで
向かっていった。
―それからも夜は、素直
じゃない二人の、
攻防の時間になった。
やっと朝、目が覚めて
も、直は素直になれなく
て、急いで服を着た。
本当はまだ、二人で
素肌でいたかった。


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