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□酒は飲んでも飲まれるな3
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疑問をぶつけると、
コイツ自身わからない
らしく、小さく首を
かしげた。....まぁ、
他のヤツの所じゃなくて
良かった。そう思い
ながら、水を出してやる。
「まぁ、ありやとうございます」
「あっ、私呂律回って
ませんけど、自覚あり
ましゅから!だから
しゅこし休ませて
もらったら、ちゃんと
帰りましゅから!」
変にしっかりしてるな。
まぁそうでないと困る。
でも手元は怪しげで、
コップを渡す時、コイツ
の手がオレの手に重なった。
「あ.....」
コイツがハッとした。
だからすぐ離すのかと
思ったが、 しなやかな手
でねっとりとオレの手を
擦ってきた。
「.....オイ」
「秋山さん.....」
潤んだ目で見上げられる。
けっこうキツい。
「ちょっと苦しいです.....」
「だから水飲めって」
「ベッドに横になりたい
です。秋山さん.....
付き添って下さい....」

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