story

□酒は飲んでも飲まれるな4
3ページ/3ページ






スヤスヤと眠るナオを
眺める。自分は幸せに
ならなくても、不幸せ
でなければ十分だと
思っていた。しかし、今
こんなにも幸せを感じ、
満足している。
恋とか愛も、良いもん
だな。そう浸っていた
のに、ナオのケータイが
鳴って、邪魔された。
サブディスプレイに
表示されている名前は、
ミウラ―。ゲームから
退けたのに、ナオに何の
用だ?腹が立って、
ナオを起こそうとも
思わなかった。それに
しても何度も鳴る。
オレは仕方なく、
ケータイを手に取った。

前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ