story

□酒は飲んでも飲まれるな6
2ページ/3ページ



ミウラさんが言ってた
事と、秋山さんの感情に
辻褄が合う。
それにしても秋山さんは
ちょっと言い過ぎだった
んじゃ、と思うけど、
特に私に欲目はなく、
ミウラさんに事実を突き
付けただけだった。
....自分がそんなに
大胆に秋山さんに迫った
事は、自分で引いて
しまったけど、結局
思いを通じさせて、
合意の上での出来事
だったから、私さえ
しっかりしていれば、
後で泣く必要はなかった。
「.......すみません、
覚えてなくて。話して
くれて、ありがとう
ございました。」
「うん。」
秋山さんがサッパリと
言った。けど、これで
終わるワケじゃない。
ちゃんとこれからの事
も、言わなきゃ。
「私、酔っ払ってそんな
事になったけど、
朝、一人になった時
改めて気づいてたんです。
秋山さんが好きだって
事。酔っ払って先に
告白してたけど、
胸の底に気持ちがあった
からだと思います。
....初めてが秋山さんで
良かった。だから、
起こった事、なかった事
に出来ないです。
秋山さんにも受け入れて
欲しいし、これから....
また、恋人として始めて
いきたいです。」

次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ