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□酒は飲んでも飲まれるな6
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普通なら、両想いの男女
が付き合うのは自然な
流れ。けど、私が
振り回しておいて、
ちゃんと付き合おう
だなんて、認められ
なくても仕方ないかも
知れない。....
頑張って気持ちを
伝えたけど。否定の
可能性に備えて、
膝の上で拳を握る。
返ってきた返事は―


「イヤだ」


―やっぱり。....自分の
せいだし、仕方ない。
返事が返ってくるまで、
無意識に息が浅くなって
たみたいで、久しぶりに
大きく息をした。
息を吐き切ったその時、
秋山さんが理由を話し
始めた。
「だって」
その理由は、
私が考えていたもの
と、やっぱり同じだった。


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