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□酒は飲んでも飲まれるな7
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「良いよ。けど、
これからオレのいない所
で酒飲むなよ。ミウラ
にはオレと付き合う事に
なったとはっきり言え。
それと、オレ以外の男と
会うな」
「........」
じわりとナオの目が
潤むのがわかった。
「出来ないのか?」
「......いえぇ、
出来ます、守ります」
「よし」
色々振り回されたが、
結果が良かったから
報われた。むしろ
きっかけになって
良かったのかも知れない。
オレはまた得る事が
出来た幸せが嬉しくて、
さっき待ってやろうと
思った続きの一部―
食い付く様なキスを
してしまった。
「んっ!」
驚くナオを気にせず、
続けて舌を差し入れる。
すると、思い切り舌を
咬まれた。
「っ!!」
「ごめんなさいっ!!
でも.....ファースト
キスでいきなりこれ
はひどいですっ!!
びっくりします!!」
オレが一方的に悪かった
様に言われて、腹が立つ。
だから、はっきりと
ファーストキスでは
ないと教えてやった。
「この間、キスもしたぜ。
さっきみたいにな。
お前だってけっこう
その気だったよ」
「えーっイヤーーー
イヤじゃないけど、
そこまで言わないで
下さい〜!!」
これは楽しい。
これから、ナオが言った
様に、どこまでも長く
一緒にいて、からかって
やろう。もうキスは
諦めてやって、そっと
抱き寄せた。面白くて、
カワイイ、オレだけの
幸せを―。

終わり。ありがとうございました★
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