story

□酒は飲んでも飲まれるな 番外編
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「秋山さんとちゃんと
付き合う事にして」




だから、ごめんなさい!!
と、言ったナオちゃん
の、頭を下げる様子が
想像出来た。
「エーーー!?なんで!?
ナオちゃん....ドM!?」
「ドM?....守りが固い
って事ですか?えーと、
なんで今―」
ナオちゃんがそこまで
言って、止まった。


―ちょっと秋山さん、
強引に引き寄せないで
下さいっ!まだ電話して
るのに。なんか怒って
るんですか?あっ―
そして電話が切れた。


「......マジか......」
マジで恋人らしくやって
るみたいだ。惨敗だ。
もし付き合えたら、
チャンスを作った秋山に
感謝さえするかも、と
思ってたのに.....
もういい......
今度は外見も心も
ガッチリ合うコを
見つけるから.....
そしてオレはまた、過去
を振り返らない、強い男
になったのだった。




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