story

□四人でカラオケ....後編
2ページ/3ページ



「いやー期待以上だった
わ!アキヤマ〜今まで
三人良い調子だったんだ
から、ここはアンタも
良いヤツ入れないと
ヤバイんでないの〜?」
「.....そう言われても、
始発待ちで入っただけ
だしな....昔歌えてた
歌が思い出せない。」
お勤めが終わってすぐに
ライアーゲームに引き
ずり込まれた彼は、
娯楽から離れすぎていた。
直が助けようと、昔の
歌をデンモクから探す。
「秋山さんの年で、
あの頃......あ、
L'Arc〜en〜Cielの
‘HONEY’なんてどう
ですか?」
「お、それカッコイイ
よね。」
歌った事のある歌、
しかも直とアカギに
推されて、秋山はそれに
決めた。そして、秋山の
カラオケという、
一生に一度見られるか
わからない状況に三人が
息を飲むと―
「....ずーっとー....」
静かにマイクに声が
吹き込まれる。
原曲と違ってかなり
気だるい感じだけど、
それが色気があって
良い。このまま歌って、
サビの手前から急激に
調子が上がるのも良い
かも知れない―フクナガ
もアカギも、そう思った
けど。
「かーわいたー....」
「ちょっと!!」

次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ