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□自覚ナシの害悪と自覚アリの害悪と
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「おはよっ!天使ちゃんっ♪」

「ひぃあっ!?」


背後からわしっ!と天使ちゃんの胸を揉み上げる。

うはっやーらけーっ!


「っ…さすけくっ…」

思うが儘に揉み揉み。たまんないね!!

抵抗はなんとなくしてるけど(どっちかっていうと身悶えって感じ)嫌とか離してとは言わない天使ちゃんはたまらなく健気でいじらしくて可愛らしい!今すぐ食べたい!!


「猿飛ッッ!!!」


あぁっ天使ちゃんっ!

俺様の至福の時間は、かすがにべりっと剥がされて終わりを告げた。

つか痛ッ!


「貴様ッ…!今日という今日は許さんぞ!!天使の優しさにつけこんで毎日毎日好き放題ッ…!!」

「なぁにー?かすがも揉んでほしいの?」


天使ちゃんのおっぱいには敵わないけどね!!


「巫山戯るのも大概にしろ貴様ッッ!!このっ…」


かすががガチで殴りかかってきそうになった時くいっと俺様のシャツがひかれた。
天使ちゃんだ。


「やだっ…!」

「天使ちゃん?」

「天使ッ!!ガツンと言ってやれ!!コイツはちょっとやそっとじゃめげないからな!!」

「…ッッさすけくんがかすがちゃんのを揉むなんてやだっ…!わたしの胸なら好きにしていいからっ…」

ぎゅっとシャツを握る力が強まる。


「ちょっと恥ずかしいけど 嫌じゃないよ わたしのだけじゃ満足出来ないのかもしれないけど でも やなのっ わたしがさすけくんの彼女だよね? だから…これってワガママなのかな…あ やだぁっ さすけくん嫌いにならないでっ…」


最後はほとんど泣きそうになりながら天使ちゃんはまくし立てた。
かーッッ…!!参ったね!!

かすがは呆気に取られていた。


「なっ…」

「天使ちゃんってば可愛すぎっ!!安心して天使ちゃん、俺様その程度ワガママなんて思わないよ、嫉妬してくれて嬉しいよ俺様、あ、ついでに言っとくと別に本気でかすがの胸揉もうと思った訳じゃないからね?断られるのがわかってるから言っただけ」

「うん…」

「それと、天使ちゃんじゃ満足出来ないとかありえない。俺様はもう、天使ちゃんじゃないと満足出来ないの。他の女とか興味すらわかないね。ね、わかった?だからそんな泣きそうな顔しないでよ。俺様天使ちゃんの哀しい涙は見たくないから。」

「わかった…大した身体じゃないけど、さすけくんがそう言ってくれて、うれしい…」


ぎゅっと抱き着いてきてくれた身体は十人が十人認めるだろう素晴らしい体つきでございます。


「天使っ…正気か!!??」

「かすがちゃん、心配してくれてありがと…。でもね、

かすがちゃんも中々だけど、わたしたちの愛はもっともっと重いから。

人から見たら気持ち悪いかもしれないけど、これで、いいの。」

「あはっ…まぁ、そういうことだからさ、」


天使ちゃんの腰に回した手をお尻に降ろしてなでなですると、ぴくぴくと身体が震えて 更に抱き着く力が強まっていい気分。


かすががそんな俺様を殺しそうな目で睨んでいた。



命すら投げ出す勢いでけんしんさまぁああって叫んで薔薇を撒き散らしているかすがも俺様達も、他人から見たら同じようなものなんだって かすがはいつになったら気がつくのかな?


自覚ナシな害悪と
自覚アリな害悪と

(自覚アリでもTPOは弁えない)

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