KRB夢

□4th
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数日後…ある日の部活終わりのこと。


居残り練習していたのは俺を含めたレギュラー5人だった。

赤司っちは先に帰る用事があったらしく、その場にはいなかった。

それと、マネージャーである桃っちと藍っちも残っていた。


そろそろ体育館を閉める時間。

皆が自然と片付けを始めていた時のことだった。


紫原「あー、早くお菓子食べたーい。アイスでもいいなー。」

桃井「むっくんは相変わらずだね。あっ、じゃあさ、この後皆でアイス食べに行こうよ!確か今キャンペーンで安くなってるし。ねっ?」

黄瀬「いいっスね!俺もアイス食べたいっス。」

桃井「やったー!じゃあきーちゃんのおごりね(笑)」

黄瀬「えぇっ!?」

青峰「おお、太っ腹だな。黄瀬。ごちそうさーん。」

黄瀬「ちょ、マジっスか!?なんか前にもこんなことあったような…」


あれは確か俺が1軍昇格したお祝いにーって…なぜかおごらされたっていう(苦笑)

まったく、ひどい話っス。


桃井「あははっ、冗談だよ!あ、藍ちゃんも行けるよね?アイス好きだよねっ」

「…うん。じゃあ、行こうかな。」

桃井「わーい!テツくんとミドリンも行くよねっ?」

黒子「はい、行かせていただきます。」

桃井「うふふ。嬉しいな〜。ねぇ、ミドリンは〜?」

緑間「…仕方ない。そこまで言うなら行くのだよ。」

「なーにカッコつけてるのよ。あずきアイス好きなの隠したって無駄よ。」

緑間「!?…っ、ゆづっ…藍川は黙るのだよっ!」


みんな笑って話していたけど、藍っちと緑間っちが仲良く見えるのは俺だけ?

緑間っちはどっちかっていうとあんまり人に興味なさそうっていうか…

ましてや女の子と仲良く話してるところなんて普段見たことないんだけど…

藍っちは特別なんスかね?

好き…とか?

うーん。


桃井「きーちゃん!何ボーッとしてるの?もう皆部室行ったよ?」

黄瀬「!…あ、ごめん。俺も行かないと…って、あー!鍵は…っ」

「私達が返しておくから大丈夫よ。だから着替えに行って?また後でね。」

黄瀬「!…ありがとうっス。また後で!」


藍っち、前よりだいぶ愛想良くなった気するなぁ。

最近はちょこちょこ部活以外の話もするし、普通の友達っぽくなってきたんじゃないスかね?

どうなんだろう。

俺は結構藍っちと仲良くなりたいとか思っちゃってるんスけどね…

あ!

下心とかじゃないっスよ!?

そういうんじゃなくて…上手く言えないけど。

なーんか、気になっちゃうんスよね。

あの、ちょっとミステリアスな眼が。

何かとてつもないものを秘めているようで…
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