KRB夢

□24th
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彼女は身体を起こし、

俺の上に乗るようにしてキスを落としてきた。

それだけでも興奮が高まって感じてしまうんだけど、

さっきの俺と同じように唇を俺の身体に這わしていき、

徐々に下にさがっていく。

胸に到達すると、飾りを口に含むようにして器用に舌で転がす。

そのエロティックな行為には俺もつい声を漏らしてしまった。


黄瀬「っん…」

「…ふふ…」


余裕がある感じで笑われてしまった。

なんかちょっぴり悔しい。

よし、俺も素直にやられっぱなしな態度じゃカッコつかないっスよね。

俺も余裕ある感じで見せたい…


黄瀬「っ!?」


って思った矢先、

彼女の小さな手が俺の下着をするりと脱がせていて、

天を仰いだソレに優しく触れていた。


「大きい、ね…」

黄瀬「っ…恥ずかしいっスよ…」

「ふふ。…触るよ…?」

黄瀬「う、ん…」


彼女の手つきはやっぱり慣れたているように思えた。

男のソレに躊躇なく触れ、

上下に扱き、力加減だって緩急つけながらしてる。

俺の表情を窺おうとしているのか、

上目遣いだって相変わらずお手の物。

自分が初めてだからって

つい彼女の過去の経験を想像してしまうけれど、

素直に今は、気持ちいいの一言に尽きる。

自分でやるのとは違うね。

当然か、ましてや好きな女の子にしてもらってるんだから。

興奮度が高いのは当たり前か。


「…気持ちいい?」

黄瀬「!…い、いいっスよ…」

「…本当にー?」

黄瀬「本当っス!…」

「ふーん…もっと、してほしい?」

黄瀬「!…もっと、してほしいっス…」

「了解。…」


うわー!

Sだー!

ていうか俺、こんなMだったっけ!?

”もっとしてほしいっス…”

なんて!

何言っちゃってんの!?って感じだよね!

完全に彼女にやられっぱなしだ…


「んっ…」

黄瀬「う、お…!」


彼女は俺のソレを口に加えて、

先っぽをはむはむしていた。

画が…っ

画が…エロい!


「…感じてた…?」

黄瀬「んっ…そ、そりゃあ…」

「えっち。…ん」


えっちなのはどっちっスか…(泣)

もう俺、自分が意外とMだったことにショックを覚えたっス…


そんなことを思っていると、

彼女の行為はエスカレートする一方で…


黄瀬「んっ!…あっ…」

「…ん…」


俺のソレが彼女の口の奥の方まで入って、

これまで以上に大きな快感が襲ってきた。

あったかい彼女の口内。

ふと視線を下に向けると、

上目遣いの彼女と目が合った。

その光景はあまりに刺激的だったから、

俺から目をそらそうと思ったけれど、

彼女の方が恥ずかしそうに頬を少し染めて、

さりげなく目をそらした。


「…っ…」

黄瀬「かわいいっスね、本当。…っ」

「ふぁひは…?(何が)」

黄瀬「ちょっ!咥えたまんましゃべんないでっ…」

「ん?ほうされるとよわいほ?(こうされると弱いの)」

黄瀬「っ…!藍っち〜〜!」


こんなにもSだとは思わなかった!

でもなんか興奮する!

…けど、やられっぱなしは嫌だ!(笑)


「!?…んっ…」


俺は身体を少し起こし、

手を伸ばして彼女の胸を掴むようにして触れた。

指で敏感な飾りを弾くと、

彼女が少し身をよじらせたような気がした。

すると、またさらにその仕返しか、

彼女による愛撫はヒートアップ。

俺もとうとう限界が近かった。


黄瀬「んっ…藍、っち…イきそ…うっス…」

「…ん、いいよ…?イって…?」

黄瀬「あっ…離れ、て…っ…うっ…あ、ん…!」

「!…っ…」


俺はイった。

彼女の口内に俺の欲望を吐き出してしまった。

焦った俺は、急いで抜こうとしたけれど、

彼女は目を閉じて俺のを最後まで吸いつくしているようだった。

その姿ももちろんエロかった。


「…ん。…」

黄瀬「!…あ、あの…っ、の、飲んじゃったんスか…?」

「うん。…嫌だった?」

黄瀬「いやっ、それはこっちのセリフっスよ!相当マズイって言うよね!?ご、ごめんっ、俺…外に出すつもりだったんスけど…っ」

「!…ううん、私の意志で飲んだんだから、気にしないで?…って、やっぱり私の方が変か(苦笑)引いちゃった?」

黄瀬「…引かないっスよ。むしろ恥ずかしいし、ちょっと複雑だけど…なんか、嬉しい気もしないでもないっス。愛してもらえてるのかなって…」

「…愛してるよ?黄瀬くんのこと。だからそうしたくなったの。」

黄瀬「!…素直な藍っち、マジでズルいっス…。」


俺は彼女にキスをした。

舌を絡めたら、少しだけ苦い味がした。

裸で抱きしめ合って、キスをして、

こんなにも幸せを感じられるんだね。



















つづく
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