れんあい!

□苦い恋
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好きな彼とのファーストキスはまさかのディープ。
しかも熱々カプチーノ、舌火傷なんていうオマケ付き。


「僕を好きになることは自由だし、迷惑じゃないよ、だけれどね」


彼はびしょびしょのあたしを抱き寄せ、わざとらしく、息を漏らしながら耳元で囁いた。
それはまるで、契約を迫る悪魔の様に。




「…君は、僕に好かれ、僕と共に過ごすことに、迷惑しないかい?」







その一言に、ただ頷いたあたしは恋の熱に侵された哀れな子羊なのか。





抱きしめられたその箇所は徐々に淡く、熱を帯びてく。




















まだ、カプチーノはあたしには苦かったみたいだ。





















―end―
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