雑SS

□柔らかな初めての日
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「ちゃんと約束通り受け取ってないアルか!?」
「勿論だよ…」
下から見上げくる少女の頭を優しく撫でてやればにっこりと満足そうに笑い返してきた。
「夜来るんだろ?」
「あぁ、そのつもりだ」
「お前も来るアルよ、分かったかサド星人!」
「旦那の頼みなら行ってもイイですぜィ」
「なんだとコラァアアア、銀ちゃんは良くて私はダメとかどう言う事ネ!!!」
目の前で言い争いを始めたお子様二人に保護者二人が揃って苦笑した。
土方と沖田は別れを告げて屯所へと足早に帰宅し、土方は部屋で書類整理をこなし沖田は相変わらず昼寝に勤しんだ。途中サボりを働いていた沖田を叱りつける声が屯所に響いたのは日常茶飯事の出来事。






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