雑SS

□柔らかな初めての日
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賑やかに行われたパーティーは夜まで続き、銀時と土方を残して三人と一匹は道場へと向かっていった。
静かになった部屋で同じソファーに座り体を預けあう。
そっと指を絡め握り締めた手から互いの熱が感じられる。
「…今日はありがとうな。こんなバレンタインは初めてだ」
「どーいたしまして。いいサプライズだったろ、結構三人で悩んだんだぜ」
机の上には子供たちから貰った箱が並んでいる。
「ホワイトデーは楽しみにしてっからよ」
「三倍返しだろ」
「おう!」
ニヤリと笑った銀時の頭を自分の方へ引き寄せ額を合わせれば真っ直ぐに視線があい、そのまま唇を重ね合わせた。
互いの口の中に残っているのは甘いチョコの味。

「happy valentine」





end
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