ハヤテのごとく!小説 《頂き物4》

□最終話  多重投票の追放とその後
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「ハル子、何か考えでもあるの」

「正直、私達だけではもう限界が来ています。他の人達も交えれば、何かいい案が出るかも知れません」

「そうね。そしたら、意見交換会でも開いて参加者を募りましょう」

 こうして、多重投票を撲滅するために緊急意見交換会が開催される事になった。生徒会からの参加者は4人。ヒナギク、千桜、そして今回の企画発案の美希、理沙である。その他の人達は自由に参加が出来る。



「これで何かいい意見が出ればいいわね」

「そうですね。とにかく何とかしないと、無法地帯になりかねません」



 しかし、すでに泉への多重投票は限度を超えていた。1日に100票以上投票され、コメント欄には『泉最高』などと大量に書き込まれていた。



 さすがにここまでくると、他の人達もおかしな投票だと気付きだした。


「なあハヤテ、この多重投票をしている奴は何をしたいのだ?」

 ナギが怪訝な顔をして言う。

「多分ヒナギクさんをトップにしたいのだと思います。それで瀬川さんに多重投票をして、瀬川さんの票を削除させようとしているのではないでしょうか」


 ハヤテは多重投票がされている理由を推測していたが、それがわかったところでどうしようもなかった。

 
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