ハヤテのごとく!小説 《短編1》
□Poison
1ページ/13ページ
恋は毒に似ている
即効性の毒を飲んだみたいに一目ぼれやちょっとしたきっかけから恋に落ちるやつ
遅効性の毒を飲んだみたいに少しづつ恋に落ちるやつ
即効性の毒はどうしようもないが遅効性の毒ならまだ対処のしようはある
毒に冒される前に解毒剤を飲めばいい
…そんなことを誰が言ったか知らないがそいつが目の前に現われたら一つ聞きたいことがある
もし仮に遅効性の毒を飲まされた時に解毒剤が手元になかったらどうすりゃいいんだ?
すぐ目の前にどす黒い即効性の毒はあるのに透明な解毒剤はものすごく遠い場所にあるんだ
毒のせいで時間がたつにつれてだんだん苦しくなっていく
僕は苦しんでいつ体中に回るかわからない毒に恐怖しながら解毒剤を目指すべきなのか?
それともとっとと即効性の毒を飲んで楽になるべきなのか?
教えてくれ……なあ教えてくれよ………