ハヤテのごとく!小説 《短編1》
□A Happy birthday(サキさん編)
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「(あ、明日私誕生日ですわ。)」
レジのカレンダーが6月16日になっているのを見てサキは明日自分が誕生日であることに気付いた。
「(誕生日か…去年は結局お母さんにも、おばあちゃんにも、秋さんや静子さんにも、挙げ句には若にも忘れられて自分で自分の誕生日を祝ったけ…今年は成人式も誰も祝ってくれませんでしたしこの分だとまた一人で…)」
「おいサキ何ボーっとしてんだ!」
「はえっ!?」
サキの座るレジの前にはお客さんが長い列をつくっていた。
「はわわ すいませんすぐに…あ。」
(ガラガラ チャリンチャリン)
「サキ―!!」
「すいませーん。」