г一瞬の風になれ
□こたつ3
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あ、連から電話来た!
やべぇ顔にやける…
でもなんでだ?3時まで、時間あるのに。
まさか、急に行けなくなったとか?
うわー絶対ヤなんだけど!
んなこと思っておそるおそる電話にでた
「も…もしもし?」
「あ、新二?あのさー映画の事なんだけど、やっぱ…「ヤダ!」」
俺は連の言葉を遮った。
当然あいつは驚いてるけど、今更行けませんなんて絶対ヤダ!
「え?何で?」
「何でって普通ヤだろ! なんか用事でもあんのか?」
「……新二、お前何いってんだ」
「…え?…だってお前、用事入ったから行けなくなったってはなしだろ?」
「はぁ?んなわけねーだろ。だいたい人の話ちゃんと聞けよ」
「…じゃあなんで電話したんだよ?」
「だから!…暇だからもう俺ンちくれば?ってはなし」
そう言い終わった後、連は爆笑しやがった
「なっ…そこまで笑うことねーだろ!」
「…だってお前、テンパりすぎ…ははははははは」
「もう、いいよ!今からいくから待ってろ!」
バタバタと荷物をまとめて家から出る
自転車に乗っていつもみたいに全力疾走する。
危ないのはイヤだけど、連に早く会いたいから…