02/09の日記

23:32
突発的お伊勢参り〜赤福ぜんざいが食べたくて〜
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「赤福は冬季にあの赤福の餡に焼いたお餅が入ったぜんざいがある」

そんなツイートをRさんがしたのは1/27のことでした。

「食べたい!」
「伊勢神宮も行ってみたい!」

そう食いついたのはKさんと私。

「…行っちゃう?」

ということで、2/4と5に伊勢と名古屋に行って来ました。
即決でした。
次の日からホテル決めたり乗る新幹線決めたり。
少しの躊躇もありませんでした。
そして、センスのないタイトルは私が決めましたとも!

だって、あんまり間が開くと計画が立ち消えてしまうし、寒くなくなったらぜんざいなくなっちゃいそうで!
赤福の本店は、2/15までってなってたんですもの!
どうせ食べるなら本店が良いよねってことで。
わっくわくしながらその1週間を過ごしました。
勢いってすごい!

さてさて、勝手にお伊勢参りツアーのレポートが始まります。
興味のない方はバックプリーズ。

土曜日の早朝。
まだ暗い中、一番遠方の私は遠足の前の日と同様になかなか寝付けずにいたので、2時間睡眠で起床。
無事に新幹線に乗りました。
700系の新幹線はコンセントついていてイイですね!
寝たら負けだ。きっと私は博多まで行くそう確信した私は、窓側から、雪を被った富士山横目に、携帯で「これ、むっちゃ双花だし!」というBL小説wを読みながら一路名古屋へ。
そうして名古屋で無事にRさんと合流。

ちなみ私は名古屋は初めて降り立ちましたが、Rさんのお蔭で無事に迷わずにJRから近鉄に乗り換えができました。
名古屋から伊勢まで2時間弱。
思えばRさんと二人きりでお話をするのも初めて!
でもそれは萌えが繋いだ縁。
楸瑛の可能性について語りつつwあっという間に宇治山田駅へ。
現地で集合だったKさんをあまりお待たせすることなくちゃんと合流できました。

伊勢神宮に電車で行かれたことがある方は、ここであることに気付かれるかもしれません。
伊勢神宮というのは、おおまかにいうと、外宮と内宮というある程度まとまった建造物群が2つあります。
その距離は、バスで20分ほど。
電車だと1駅分あります。
私たち3人が降り立ったのは、内宮に近い方の駅です。
お伊勢参りは、通常外宮から回るもの。

ええ、私たちはなんと、「目的はぜんざいだから、外宮はイイかぁ」という言葉の元、すっぱりと正式な参拝ルートを放棄しました。
ええ、しました。
この時点で、この旅の先はすでに読めていたのかもしれません。

ということで、私たちはそこからバスに乗って内宮に向かいました。

内宮。
正殿を皇大神宮と言います。
今更私が説明しなくとも誰もが知る神社本庁の本宗ですね。
あれです。
ご神体が八咫鏡ですよ!(ミーハー)
鳥居と鳥居を繋ぐ五十鈴川に掛かった宇治橋は、2年後に迫った式年遷宮(20年に一度神坐を移す行事)の為に新しくされたばかりとかで、とてもきれい。
そういう前知識も、1週間ではさっぱりせずにいたので(…)RさんやKさんに説明して貰いながら、橋を渡ります。
水が、透き通っています。
広い広い砂利の参道。
普通の神社にあればご神木とされそうな木が当り前のようにそこかしこに立っています。
それに威圧感を感じないほど、ゆったりとした境内。
伊勢は、高い建物もなく、低い山に囲まれ、神宮はその自然の中に存在しているのですね。
五十鈴川に直接手を浸して手を浄める。
たくさんの人々が撫でて、表皮が磨かれた木肌。
お社の石段の、真ん中から生えた木は、人の都合では切られずに、大切に囲われていました。

そんな神聖な場所で、Rさんは言います。
「あの木に絳攸が見える」と。

「妖怪?妖精って西洋風だよね」
「木霊?うん。精が一番しっくり?」
「人間では楸瑛だけが見えるんだよね」
「異種間だよ?」
「いいね異種」


そして、正宮で私たちを釘づけにしたのは、参拝で込み合う人を整理する警備員さんの制服!
白い手袋に肩章、金ボタンに金のライン!
ただのおじさまでもかっこいいw
ちょいと調べたら、あれ、「神宮衛士」という立派なご職業でした。
すみません。三人で「写真撮ってください」と言って並ぶ係、正面から撮る係、後ろ姿を撮る係と役割分担まで振った挙句、その写真を絵師さんに送りつけてこれを楸瑛で!って言うという計画まで立てたりして。
実行には移しませんでしたけど!

そして、特別料金を払うとよりご神体に近づけるらしかったんですが、私たちはそこまでせず。
しかししかし、それを案内される方の服装がですね。
白の浄衣というのでしょうか。
白過ぎて、遠すぎて、袍だったのか狩衣だったのかもわからなくてあれですが、とにかく白ですよ!
か、か、か、かっこいい…!
「伊勢神宮だとなんかここだけ許された色とか衣とかありそうだよね」
なんて話していましたが、神職の方々の官位はどうやらやっぱり特別みたいですね。
でもあの白い衣の方々がどんな身分だったのかはわかりません。
勉強不足。
でもかっこよかった(頭悪い)。

なんて言いながら回った私たちは、また川を渡って神域を出たのでした。

心はすでに赤福へと飛んでおります。
余談ですが、神宮内を回っている時は感じなったのですが、出た途端に風が強くて。
あの大きな木たちがあそこを守ってくれているんですねぇ。

ということで、いそいそとおかげ横丁へと入って行きました。
思ったよりも長い。
そして、食べ物食べ物食べ物!
美味しそうな食べ物屋だらけです。

伊勢って、名物の伊勢うどんもあれば、松阪も近い為に牛もあり、海も近いから魚介もあるんですよ!
なんだこのグルメ天国!

しかししかし、私たちの目的はぜんざい。
おかげ横丁の神宮側の入り口近くには、赤福の支店があります。
そこでもぜんざいはあるのですが、私たちは美味しいものの誘惑を避けながら本店を目指します。

ここまで書いておいてなんですが、実は私、赤福を食べたことがありませんでしたw

だって、関東にはないんですもの!
生ものだから、お土産でいただいたこともなくて。
でも、映像では見たことがありますよ!
あの餡子の塊みたいなやつ。
それを、本店では目の前で手作りで作ってました。
餅を千切る係。
餡をつけて形を整える係。
赤福のあの模様はこうやってできるんですね!ってのが目の前で!

本店は、窯で蒸されたお茶の良い香りが漂うところ。
ああ、ここで食べるのねと思いましたら、ぜんざいは道を挟んだ向かいのお店でした。
机はなく、時代劇のお茶屋さんって感じの畳敷きの椅子がたくさん並ぶ店内は、すごい人です。
なんとか空き席を確保して待つことしばし。
店内には焼いたお餅の良い匂いが漂っていて、もうもう、我慢の限界。

そして、ついにご対面です!



あったかい餡の中に焼きたてのお餅!
美味い!
赤福自体はこし餡ですが、このぜんざいは下にたくさん小豆が沈んでいて。
一緒についてくる昆布とかり梅も口直しとして絶妙で、至福の時間。
3人とも無言です。
無言で平らげます。

ああ、来てよかった!
食べられてよかった!

と、ここで旅の目的終了。
で欲望を満たした私たちが次にした行動。
それは、さらに腹を満たすことでした。



伊勢うどんです。
こんな濃いつゆの色をしているのに、意外としょっぱくない。

次に甘酒。
伊勢神宮にお神酒を奉納しているというお店の甘酒はかなりたっぷり。

そして、電車の中では赤福を食べたことないという私の為に、KさんとRさんが赤福を買ってくださったので、それをぱくぱく。
あ、ぜんざいの味。
そりゃそうだって感じですが、普通は逆ですね(^^;)
お餅の食感をKさんが『もった〜ん』と表現されたんですが正に!
もった〜ん(´∀`)ですよ。

今日の宿である名古屋に着いた後、夕食の場はRさんが予約してくださっていたんですが、時間があるからとお茶。
そして、名古屋名物がたくさん食べられるお店で、女3人で食べる食べる。



でっかいえぶふりゃー!
Kさんのたっての希望w
いや、私も大好きですよえび!

てんむす、八丁味噌と名古屋コーチンのコラボ、名古屋関係ないフライドポテトとかもw
ぶっちゃけ女子会だと料理って5、6種類で終了な気がするんですが、もう、次から次へと頼み、平らげてました。

「あれ、すごい食べたけど、まだこんな時間」

てなわけで、私たちはデザートを求めて名古屋の夜を彷徨います。
Rさんお勧めの照明が暗めのお店はソファー席で、身を沈めたらもう立ち上がりたくないくらいのしっくり感。
思い思いにお酒とデザートを頼み、24時のチェックイン寸前まで語りました。

今日のお宿は駅から近いという理由から私が適当にチョイスして、Kさんが手続きから何からしてくれたというビジネスホテル。
いつだって私は人におんぶに抱っこです。
Rさんとはここでお別れ。

「え、明日も一緒に行けますよ?」

Rさん、すごい!

Kさんも名古屋観光ルートをむっちゃ詳しく事前に調べてくださっていて、明日の予定もばっちり。
私はホテルに着くなり、30分も経たずに意識をなくしていました。
Kさんと二人でお泊りも初めてなのよ。
なんて、緊張感はゼロ。
Kさんがシャワーから出てこないうちにフェイドアウト〜。

長々書いて、ここまで読んでくださった方がいるのか不明ですが、勝手に2日目に続きます。

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