02/11の日記

00:15
二日目!
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勝手に続くレポートは、2日目になります。

ほんと、興味のない方は申し訳ありません。
でも思い出を書留めさせてください!

1日目の日記を読まれた方はすでにおわかりのことと思いますが、私たちの旅は目的が「食い倒れ」になっておりました。

名古屋と言えばモーニング。
Kさんはそのリサーチも余念がありませんでした。

しかし、私たちが泊まったホテル、名古屋なだけあって最初からモーニングがついていました。
食べるかわからないから…という理由で、チェックインの時に受付のおじ様に「大体何時頃に食べられます?」と確認されても、「決まってないんで」と断ること3回。
「いや、それでも大体何時?」というおじ様の根気に負けて、「じゃあ、9時頃で…」と答えたのでした。

旅に出ておいて、7時間睡眠を取った私たちは、結局あれだけ熱心に勧められたしねってことで、結局ホテルのモーニングを食べました。
ごく一般的なトーストと卵とサラダだったけど、美味しかったです。
せっかく二人揃ってるしと、ここで未来吏部企画のことを話したりなんかして。
「それ、良い! 絶対やろう!」なんて盛り上がりました。
うんうん。なんかこれだけでも旅に出た価値があるじゃないか。
なんて、ゆうべはろくに会話もせずにKさんを置いて眠りについた私は自分の行いを正当化しました。

しかしこのホテル、Kさんがむっちゃウケてくれたんですよねぇ。
なんと言っても天井が低い。
入り口の扉が170cmくらいしかない。
圧迫感というよりは、「あ、穴蔵??」って雰囲気。

「今までたくさんこういうホテル泊まったけどこれは…」と部屋を見回しては笑うKさん。
チェックアウトしてからも笑うkさん。
うん。楽しんで貰えたならそれでw
寒くないし、水もちゃんと出たし、乾燥もしなかったし、何より駅がむっちゃ近かったし、熟睡できたし、良かったですよw

さて、2日目。
Kさんは熱田神宮と名古屋城という正当派な観光ルートを計画してくださってました。
電車の乗り換えルートと、運賃まで!
すごいですよね!
私はいつだって現地に行ってから観光案内所で地図を貰って、携帯の乗り換え案内で調べる派だというのに!

Rさんとは熱田神宮で落ち合うことにして、名古屋駅から名鉄線に乗ります。
旅先で、JR以外の電車に乗るの楽しい!!
ホームにいくつも色分けされた枠があって、特急とか急行とか準急とかで並ぶ先が違うの。
Kさんも私もわりと電車に乗り慣れているので、なんとか迷わずに目的地に到着。



熱田神宮。
ここも参道が広い。
緑がきれい。
ここは、三種の神器の一つ草薙神剣がご神体ですよね!(またミーハー)
しかし、基本私は正面から参拝できないタイプでして、今回も横っ腹から入っていまいました><
神社の建造物の詳しい造りとか名称はあんまりにも知識がないくてさっぱりわからないのですが、伊勢といい、熱田といい、ご神体が遠い&平たい造りなんですねぇ。
これって、土地柄なんでしょうか。
こういうの、行ってみないとわからない。
行ったから興味が出る。
ちょっと調べてミーハー心を満たしたいです。

さて、あまり熱心な参拝をしない私たちが次に取った行動。
それは、またしても食欲を満たすということでした。

熱田には、「ひつまぶし」という名称を商標登録している蓬莱軒といううなぎのおいしいお店があります。
平日でも行列で、休日の今日は食べられないかな。でも行ってみるだけでも。
そんな会話をしながらお店に辿り着くと、すでにお店の外には列が。
時刻は10時半過ぎ。
私たちが朝食を食べたのは9時前。
まだ昼には早くない?
でも、思ったよりも列が短い。
11時15分頃から名前を確認して順番に中に通して貰えるらしい。
この人数なら1巡目で行けるじゃないだろうか。
並んでみるだけでも。
なんて言って立ってみて正解でした。
その後私たちの後ろにはどんどん列が伸びて行きます。
日が当たらなくてじわじわ冷えてきたのですが、萌えの力にも助けられて、無事に1巡目で店内に入れました。



どーん!
ひつまぶしです!
たっぷりです。

でも、ウマい!
朝食を食べた後でも全然食べられる。

私が知ってるひつまぶしって、安いやつだったんだな。
うなぎをさいの目に切ったようなのがまざってるだけなの。
ここのは細切りのうなぎががっつりごはんを覆ってます。
4等分して薬味を入れたり出汁をかけたり。
3人ともきっちり完食。
さすがにお腹が苦しい。
熱田の宮きしめんときよめ餅は食べられなかった。
残念。

だって実は私たち、先を急いでいたんです。
帰りの電車?
ではないのです。
次の目的地の名古屋城。
ここで13時から「おもてなし武将隊」が演武をする予定と聞いていたので。

おもてなし武将隊。
ええと、私は知りませんでした。
雇用対策の一環として、公費で雇われたなりきり武将さんたち。
今年の3月末までの臨時職員さんなんだとか。

そう聞くと哀愁漂うアレでそれですが、名古屋から発したこの武将隊は全国に広がっていて、ブームになっているのだとか。
無知ですみません。
ローカルテレビとかにはよく登場していて、この名古屋おもてなし武将隊は、名古屋城で観光客の「おもてなし」をしてくれているそうです。
そんな彼らが演武なるものをしているのですね。

…なんかおもしろそうじゃないですか!

ってことで、13時ぎりぎり過ぎに城に着いた私たち。
音楽が聞こえる。
あれじゃないかなぁとか言いながら、受付を済ませると、どうやら時間は13時ではなかったようで、焦る必要はなかったみたいです。
14時半からだというので、名古屋城散策。



城です。
金のシャチホコです!
わぁわぁ、生で見られた!

名古屋城って、新しいんですってね。
確かにきれいなお城。
城の中に2台も大きなエレベーターがw
そして、城の最上階が展望台なのはよくあることですが、お外には出られない構造なんですね。
城もいろいろだ〜。

というか、名古屋城で驚いたのは、お堀で鹿を飼ってることですよ!
鹿の親子がのんびりと歩いてました。

この日の名古屋城は、おもてなし武将隊の演舞よりもw規模の大きい「宗春おもち祭」というイベントが開催されていました。
宗春というのは、尾張藩七代目藩主の徳川宗春さんのことで、この方を大河にしよう!っていう地元のボランティアの方々が主催するイベントだったそうな。
そのイベントのうちの一つなのか、それとも別物なのかは知りませんが、名古屋城の天守閣から下を眺めていると、イベント会場ではおなじみのコスプレイヤーさん達がワラワラおりました。
きっとあそこでおもてなし武将隊も!?とばかりに、人だかりに向かいます。

太鼓あり、雅楽あり、書道あり。
後ろでは鍋がグツグツ煮えてます。
なんでもありのイベント会場。
先日の雪がたくさんの人に踏みしめられて、砂利がドロドロ状態に。
忙しそうなイベントスタッフさんを捕まえて「おもてなし武将隊はここですか?」と尋ねる私たち。

「ああ、こっちのステージに現れますよ」とのこと。
ふむふむと前の演技が終わり、隣の雅楽やら火縄銃構えた人々の前に集まる人だかりとは別のステージ前に待機。
そこに、遠くからのし、のし、とまるっこいシルエットが。
名古屋市のマスコットキャラ、はち丸くんが会場よりも向こうの道をお供を連れて歩いています。
ちゃんと見られた良かった〜って言ってましたら、はち丸くんはそのまま我々のいるイベント会場舞台横に待機。

「おもてなし武将隊とはち丸は一緒に演武するらしい」

とのKさん情報に、おお、やっぱりこの舞台かと期待が高まります。
私たちの横には、いつのまにか立派な一眼レフを構えたお姉さま方がおりました。
カメラだけでなく、ビデオカメラと両刀です。
ナマモノを追っ掛けるって、パワフルだなぁと感心。

14時ちょうどに舞台に現れたのは、「そういう恰好」をした徳川家康様でした。

「よくぞ参った」

という感じで、なりきり武将のイケメン家康様は時代がかったお言葉で口上を述べられます。
横のお姉さまのデジカメが光ります。うなります。
地元アナウンサーらしき司会者とのやりとり。
家康公の祖先にあたる宗春公のことなど交えつつ、大河を目指すことへの激励。

そしてそのまま家康公は帰って行かれました。


………あれ?

演武??

横のお姉さま方は、そそくさとカメラや簡易椅子を畳み、どこかへ去って行かれます。

『さあ、みなさま、次はあちらで●●大学の書道パフォーマンスです!』

なんて司会者が言っている。
数分待つ。

『風があるので、墨が多少飛ぶかもしれませんのでお気を付け下さい』

待ってみる。

「あれ、はち丸もいないけど!?」

舞台そでにいたはち丸くんはいません。

『見てください。見事な書道です!』

武将隊、ここじゃないかもしれない!?

そう悟った私たち。
Kさんはまた係の方に聞いてくださっているうちに、隣のおば様が、

「ここじゃないわよー」

と普通に教えてくれました。
どうやら、城を越えて、もっと入り口に近いところの広場らしい。
時刻はすでに14時20分。

雪の残る名古屋城を私たちは走りました。
なんでそんなにおもてなし武将隊に必死になっているのかはわからないけど、とにかく走りましたw
途中、かなり立派な武将姿の火縄銃愛好会の方々が待機を始めていました。
彼らが打つのではなく、一般の人に打たせてくれるのだとか。
それに後ろ髪惹かれつつ、無事に時間前に広場に到着しました。

だだっ広い芝生の広場に、スピーカーなどが設置され、軽く線で囲われた簡易舞台を遠巻きにする人だかりが。
段差がないから遠くから眺める方式なのかな?と思っていましたら、なんと小さな子から誘導されて地面に直座りw
その代わりすごく近いです。
そういう前座のような誘導をしてくれたのが、陣笠隊と呼ばれるおもてなし武将隊のお付?みたいな人たち。
今日は亀吉くんと市蔵さんです。
敬称はニュアンスです。
ここで一応紹介。

名古屋おもてなし武将隊は、6人の武将と4人の陣笠隊の計10名構成。
常時数名で名古屋城の観光客をおもてなししてくれてるわけですが、それに加えて週1ペースで「演武」をしている。
今日がその日。
平日は人数が少ないけれど、土日は全員集合ってこともあるみたいで、それを楽しみにしていましたが、
今日は残念ながら武将3人+陣笠隊2人+はち丸くんでした。

で、お当番の武将。

織田信長様。
徳川家康公。
豊臣秀吉公。


ちなみに会えなかった武将は、前田利家、加藤清正、前田慶次なんで、今日の講演はネームバリューで言えば豪華w


信長様が様付けなのは必然です。



マントばっさーって感じで完全なりきりなんですよ!
俺様信長様です!
後ろにチロリと見えるのが、秀吉です。
信長様に猿と呼ばれております。

陣笠隊も、信長様のしもべです。
信長様の一言の為に、観客に声あげの練習を仕込みます。

あの、実は私、演武の内容を詳しくは憶えていませんごめんなさい!
なんというか、あっけにとられてしまってw


最初、小話的小ネタで自己紹介があって、その間に、さっき待機していた火縄銃が大音声で鳴り響き始めてもう、カオスでして。
で、小ネタ終わったなと思って、ついに踊り出すかと思えば、妙にかわいい音楽が流れ始め、「え??こんななりきりでこの曲!?」と驚愕しているうちに、実はその曲ははち丸くんの踊りだったりでええええええってなったり。
踊るかと思えば小芝居&けっこう本格的な殺陣もあって、なんかあれよあれよと惹きこまれてしまったんですよね。

しかも、途中からなんか信長様と家康の関係が気になって気になって。
腐の宿命と言うしかないのですが。

な、なに耳打ちしてるの!
とか、なに二人だけで意味深に目を交わし合うの!とか。
まぁ、そういうことです。

信長様は俺様で、秀吉も陣笠隊も、観客でさえも信長様の下僕なわけですが、家康だけは違います。
だってだって、この二人の関係だけは、「家臣」とかではなく、「同盟」!
つまり対等なわけですよ!(と強調してみる)

その間も、ババーン、バーンと鳴り響く火縄銃w
意識はあっちこっちに忙しいw

殺陣はほんとに本格的だったんですが、失敗もあったらしく、信長様の一言でやり直しも。
私たちは初めて見たから全然気づかなかったんですが、お澄まし顔の家康さんは、登場じゃないところでうっかり待機してしまって出演者を驚愕させていたとか、そういうネタばれもその場でしてくれます。

なんだかわからないままに圧倒&笑わせて貰って講演が終了。
今日は名古屋ドームで「世界SAMURAIサミット」なるものがあるらしく、普段なら演武の後に握手会や撮影会をしてくれるのが、今日はなしだって最初から宣言されていたので、観客はさ〜てと冷たい地面からよっこらしょとばかりに腰を上げようとしましたら、信長様が一言。

「今帰ろうとした奴、打ち首」

ひぃぃぃぃぃ!
信長様痺れるw
とこの時点ですっかり彼らに魅了されていましたw

「わざわざ待ってて良かったね!」
「なんかすごい良かったね」
「楽しかったね!」

と、私たち3人の旅の思い出が一気に武将隊に塗り替えられて行きます。
生の力ってすごい!

「…で、どっちがどっち?」
「やっぱりねぇ」
「そりゃあ、家康様がねぇ」
「受ですよね」

どうやら3人ともカップリング一致のようでしたw

そうしてわいわい楽しく城を出た後、名古屋駅に戻った私たちは、名古屋に来たならやっぱりコメダでしょ?ってことで、アレを食べに行きました。
はい。やっぱりまだ食べる。



コメダと言ったらシロノワールですよね♪
おっきい!
ふあっふあのパンケーキにソフトクリーム。
お好みでさらにシロップをぶっかける!

ちょっとのお茶のつもりが、楽しい話は尽きなくて、気付けば時刻は18時過ぎw
話過ぎです。

さすがに次の日は月曜日で、ばっちり一週間仕事もあるしということで、ここでお土産を買って解散。

もうもう、ほんと楽しかった!

でも実は手羽先も味噌煮込みうどんも味噌カツも食べなかった!
名古屋すごいですね。
また行ってもまだまだ食べたいものがある!
また今度絶対。
今度は食い倒れの街大阪でもぜひ!
そういって、私たちの2日間は終了いたしました。

この二日間のせいで、広がりきった胃腸がしばらく元に戻らなかったというオチつき。



2人家族だからと、小さい方をお土産にしちゃったんだけど、当日のうちに夕飯のデザートでペロリと食べ終わってしまった><
もっと買えば良かったと後悔しきり。

や〜、名古屋近いです。
名古屋19時10分発の新幹線に乗り、21時過ぎには自宅におりましたからね。
また行きたいなぁ名古屋。

こんな楽しい旅になったのも、お一緒したお二人がいろいろと準備してくださったからです。
本当にありがとうございました!

彩雲国がなかったらお知り合いにならなかった方々と、こうやって楽しい時間を過ごせたので、これだからオタクはやめられないとしみじみ思った2日でした。


こんなところまでお読みいただいた方も、よくぞお付き合いくださいました^^

おわり!

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