03/11の日記

22:00
この日に
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メディアには、この日に哀悼を捧げる言葉がたくさんあって、それを見て、ああ、こんな表現を使うのだなと思っておりました。

今まで、例えば終戦記念日や東京大空襲、関東大震災など、自分が体験していなくてもその出来事を悼む日に使っていた言葉は、年月をかけて積み重ねられて来た言葉を、自分のもののように思っていたものだったのだと気づきました。

やっと1年。まだ、1年。
あまりに生々しく、私はこの日に向ける決まり文句を持っていません。
ただただ、1年前に消えてしまったすべてのことを悼み、1日でも早い復興を祈って止みません。


うちの夫はスキーをします。
学生の頃のように山に籠もりきりというのはできないので、シーズンインすると、毎週金曜日の夜に出発して、日曜の夜に帰宅し、一週間仕事して、また金曜日の夜に出発、のサイクルを続けています。
去年のこの日は金曜日で、夜から、ある大会に出る為に福島に出発予定でした。
1日ずれていたら、なかなか帰って来られなかっただろうなといつも話しています。
今年も、同じ大会に出る為に金曜日に出て行きました。
今朝、彼から届いたメールには、空の写真がついていました。
真っ青でした。
すごくきれいな空。

だからどうでもないのですが、ただ、今日、晴れて良かったなと思いました。

自分に出来ないことをたくさん感じた1年だったけど、自分が何をしたいかも明確になった1年でした。
とりあえず、今日は家族と過ごせる幸せを感じて時間が過ぎて行きます。

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