04/02の日記

22:04
あとは妄想するのみ( ネタバレあり)
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朝になって読み返してみても、やっぱりなんて偏見に満ち満ちた感想だと思うわけです。
で、過去の感想も読み返してみて、やっぱり酷いわけです。
公平でない。
感情的。

読まれた方には申し訳ないなと思いつつ、かと言って当たり障りのない感想なら、「読みました!楽しかったです。以上」で済ませれば良いわけなのでご不快になられた方はただ申し訳なく。
ただ、私が書きたかったのはブックレビューじゃなく、読んだ感想なんだなと改めて。
たくさん言い訳して、さあ、だから好きな部分だけ妄想してみようかと思うのです。

以下、折りたたみ機能ない為、ネタバレだだ漏れです。
アホ仕様です。
そして、私的妄想語りですので、自衛でお願いします。



















十三姫。
え、復興担当にしたって、後宮出したの!?
十三姫、あんなに寄り添ってたのに。
でも、だからこそ、出したのかな。
物語の進行上というとイヤな響きになるので、劉輝の中の必然と言い替えれば良いのでしょうか。
やっぱり、劉輝がずっと求めていたのは、秀麗だったでしょうか。

「余の治世が見たいと言ってくれたな」

そう言って差し出された書翰。
後宮はおろか、混乱の中の朝廷で、少しでも劉輝の為にと張り巡らせていた情報網で、自分の処遇の噂を知らないわけではなかったけれど。
王の穏やかな笑みを見つめ、書翰を見つめ。
ああ、自分では駄目なのだと思った。
優しい王様。
過ぎるほどに。

「……引き継ぎはさせてね? あなたの後宮だもの」

してもし足りないわと言った十三姫に、任せると、柔らかく降る春の雨のように微笑んだ人は。
十三姫を逃がす体裁を取りながら、本当は逃げるのだ。
この人の強い部分を信じていたけれど、同じだけ、どうしようなく背を丸めてうずくまっている部分があることも知っていた。

「兄様にも、機会をくれるのよね?」

劉輝が頷くと、結わない髪が揺れる。
陽を受けて光る、馬のたてがみのよう。
それを、とても好きだと思っていた。
光の道を歩く兄には見せないものを、暴くつもりなどないの。
弱くても良いの。
逃げても良いの。
留まるのなら、ただ横にいたかった。
例えずっと触れられなくても。

命を、あげた人だったから。

それでも、目の前の人は微笑むだけ。

「ねぇ、夕影を借りるわ。あなたの望むこと全部、すぐに叶えて、真っ直ぐに夕影で駆け戻るから」
「ああ。そなたなら、それが出来るな」

余はそなたを信じているからと。
ウソとホントの区別もない言葉が降って。
春の雨は、ふわり、心地よくて、いつしか身を芯まで凍えさせる。

(一緒に暗い暗い穴の底に落ちて、そのまま戻れなくても良かったのに)

それでもまた、自分はこの人のところに戻るのだろうと、春雨の笑顔を見つめて、十三姫は思った。

とか言うのを妄想して、お昼休みに勝手に一人で泣きそうでした。アホです。
悠舜はほんと、幸せ者です。
十三姫は、凛さんのようにはなれなかった。
確か下巻の最終辺りの後日談的アレで、十三姫は武官になったのでしたっけ?
後宮警護に力を入れるのが乗じてそういうことになったのかと思っていたのですが、秀麗が後宮に入った時もいないようでしたね。
だから、ねつ造をば。
下巻感想でも書きましたが、私は女性では、百合姫の次に十三姫が好きです。
この、一見強く見えて、女性の業を背負い続ける健気な子がなんとも言えず。
秘抄、迅のことありませんでしたね。
幸せにはなって欲しいのですが、どうも十三姫ちゃんと言うのは、タイミングが合わない子&融通が効かない子な気がするので、安易に迅を選ばないような。
よほど迅に何かがない限り、進展しないイメージです。はい。


ああ、楊修様。
眼鏡ですよ。
性格はあまりいいとはいえません。
爆笑ですw

そして2年後もやはり独身(ここんとこ重要)。
秋の除目の為にどこかから戻って、そして、茶州へ行くことが決まっているんですね〜。
しかも、亡き櫂瑜様の代わりとか!
そして、双子の弟の方は中央で官吏になったんですね。
義兄は尚書令で、義姉は工部で大活躍。
大変だな〜としみじみ。

影月くんと楊修って、なんだか不思議な組み合わせ。
でも、今まで周りにいなかったタイプだし、いつでも人生斜に構えた(妄想)楊修には、影月くんみたいな子が側にいるのは良いんじゃないかな。
ズルできなくて。←
あ、妄想です妄想。
いつも楊修は肝心なところで大人のズルさを発動というイヤなスキルを持っているという妄想です。(ハイハイ)
かと言って、あそこまで筋金入りだと、根本は変化しないんだろうけど。
茶州の楊修様、見てみたいなぁ!
そして、ここから8年半後の春の除目の楊修が知りたいです。
絳攸が宰相になった春。

正直言えば、旺季が亡くなったあんな愚かしい事件が起こるくらい、朝廷は変わってなくて、そんな中で絳攸が宰相?とかここの過程がイマイチ飲み込めてないんですが。
貴族派と国試派の均衡のせい?
旺季が堕ちたことによって、事件を止められなかった皇毅側が弱ったところを国試派の巻き返しとして?
(まだ全然イメージできないけど、でも皇毅と対等に渡り合う絳攸とか震えが来ますよ!)

旺季編を読んでいる時、空前の劉輝絳攸ブームがとか言ってましたが、やっぱりそれは今も変わらず、正直、悠舜をなくし、劉輝の闇の部分に朧気に無自覚に感じる→気付く→どういう意味で劉輝を支えたいか気付くな過程をごにょごにょねつ造したら、この不自然な除目もなんとか自分の中で着地させられるのかなとか思いながら、それはまた別の機会に。

今は楊修様ですよ。
彼はこの春、どこにいるのでしょうか。
宰相位を受け入れた絳攸をどう思うんでしょうか。

それ妄想するだけでご飯何杯も行けますから!

そしてねぇ、ここにプラス黎深を入れると、あら大変。混ぜるな危険のいつもの状態になっちゃうわけで。
でもねぇ、きっとこの時もまだ、楊修様は独身だと思うw
四十路楊修…!

…もう黙ろうかって思えて来たので止めます。

あ〜、「与える」絳攸とか語りたいことはいっぱいありますが、とりあえずこの辺で。

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