Alice
□壁
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修哉と別れたユリは一人で北の森に行った。
ユリ「私の...せい......」
ユリは一人、木にもたれかかるようにして座りこんでいた。
棗「何がお前のせいだって?」
ユリ「!!......何の事ですか?」
ユリは一瞬驚いたがすぐに冷静に返した。
棗「お前、芦北とどんな関係なんだよ。」
ユリ「見ての通り、仲の良い友達...というところでしょうか。」
棗「はっ。あれで仲が良いのかよ。」
ユリ「えぇ。リマは良い子ですしね。」
棗「お前に命令してる奴が...か?」
ユリ「命令、ですか?
リマはそんなことしませんよ。」
棗「へぇ。それじゃぁ、能力別授業の前、あいつがお前に言っていた"あんたに友達なんかいらない"ってのは何だ?」
ユリ「さぁ?私は知りませんけど?聞き間違えではございませんか?」
棗「それじゃぁ、さっきの"きらわれて"ってのは何だ?」
ユリ「さぁ?...知りたければご自分でお調べになられてはいかがでしょうか?」